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日経平均 | 8772.54円 | △30.63円 |
売買高 | 12億9870万株 | − |
売買代金 | 8929億2200万円 | − |
値上がり銘柄 | 726銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 741銘柄 | − |
騰落レシオ | 94.59% | △0.53% |
米国株高を受けて買い先行となるも米国市場の引け後の米国企業の決算に対する懸念から上値が重く冴えない展開
米国株は大幅高、為替も落ち着いて欧州金融不安も和らいだのですが、米国市場の引け後に発表されたハイテク銘柄の決算が好調ながらも物足りないということで時間外取引で売られ、懸念する動きもあって上値の重い始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が株数は売り越し、金額は買い越しと方向感はみられず、寄り付きの買いが一巡となった後は上値の重い展開となりました。ユーロが堅調となる場面がみられるなど売り急ぐ要因はないのですが、逆に買い上がるだけの要因もないということで方向感に乏しい展開となりました。
後場に入ると上値の重さ、戻りの鈍さを嫌気するように上げ幅縮小となる場面もありました。それでも昨日の終値を意識するところでは下げ渋り、一段安となった水準で小動きとなりました。相変わらず日中に示される指標や為替動向には反応も鈍く、指数は小動きとなりました。特に材料がないなかで値動きの良さから買われ、値動きの悪い銘柄は売られるというような目先の株価動向に振らされながら指数は狭い範囲での動きが続きました。最後は買戻しもみられましたが米国株高のわりに冴えない動きです。
小型銘柄もまちまち、ちょっとした買いで大きく上昇するもの、ちょっとした売りが出て大きく値を崩すものなどもみられましたが、総じてみると方向感に乏しい展開でした。東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均は軟調、ジャスダックTOP20は大幅下落、二部株指数横ばいとなりました。先物はまとまった売り買いはほとんどみられず、小口の売り買い、小掬い商いの中で水準を変えるというような動きでした。相変わらず方向感がみられず、指数を動かす場面も大きく方向付けることもありませんでした。
日中の値動きが少ない日が続いています。テーマ性がないとか物色対象が絞り切れないことが一つの要因なのでしょうが、為替がこれだけ円高水準にあるとこれから発表される業績動向が懸念されることから買い切れず、逆にこの水準まで下落すると売るに売れないということなのだと思います。決算発表が始まる、あるいは主力銘柄の業績動向がみえてくるようになれば動きも出てくるのだと思います。円高が止まった、これ以上円高にならないという展開になれば、節目となっている8800円〜900円水準を抜けて来るのでしょう。
遅行線は日々線にサポートされているのですが、日々線の上昇についていけないような感じです。RSIは上昇が続いて上値余地もあるのですがストキャスティックスは高値圏からの調整となるなど強弱入り混じる感じです。日々線が雲を意識すると上値も重くなるのでしょうが、遅行線が日々線に絡みながら底堅さもみられると思います。
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