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日経平均 | 8382.98円 | ▼73.14円 |
売買高 | 20億6774万株 | − |
売買代金 | 1兆3080億1600万円 | − |
値上がり銘柄 | 189銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1416銘柄 | − |
騰落レシオ | 90.25% | ▼9.91% |
米国株高やユーロ高を受けて買い先行となるも、ユーロが売り直されたこともあり軟調な展開
米国株は大幅高、為替も円安に振れ、買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡となると上値の重さを嫌気するように見切り売りが続き軟調となりました。イタリア国債格下げのニュースなどもあってユーロがじりじりと安くなるに連れて売られ、軟調となりました。売り急ぐということでもないのですが、ユーロ安を嫌気して輸出株が安く、悪材料には敏感に、好材料が出ても出尽くし感や地合いの悪さから軟調となるものが多く見られました。
後場も引き続きユーロの動向に振らされながら下値を試す動きとなりました。8400円を割り込むところでは売り叩く動きも少ないのですが、値ごろ感からの買いが入るでもなく、買い気の乏しい展開のなかで見切り売りに押される格好となりました。大きく下がっているということではないので、日銀のETF(上場投資信託)買いもみられず買い戻し以外に全く買い手がいない状況のなかで安値圏での推移となりました。最後は若干買い戻しも入りましたが、冴えない展開には変わりなく、軟調となりました。
小型銘柄にも見切り売りが嵩み軟調となるものが多くなりました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅安となり、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的にみられるだけで寄り付きに買われてその後じり安となった後は方向感に乏しく、指数を方向付けるようなこともありませんでした。ただ、後場に入ると思惑的なまとまった売り買いがみられ、指数を押し下げる場面や押し上げる場面もみられました。
日経平均は米国株高にも関わらず下値を試す展開となりました。為替が円高となったことが嫌気されましたが、為替の介入警戒感も薄れ、円高容認となっているような雰囲気で、株式市場も輸出株を中心に先行きに対する不安、懸念が増幅されているようです。日経平均の8500円〜600円水準が上値の節目となってしまっているような雰囲気で、円高傾向が止まるまでは下値を試す動きが続きそうです。
本日は「包み足」となりました。相場の転換点で出る形とされており、ここでいったん底入れとなっても良いところです。ただ、RSIもストキャスティックスも下落が続いて下値余地もあり、まだ下値を試す動きが続く可能性が高く、本日の大きな陰線のなかで下値かためとなるのではないかと思います。
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