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» 2011年09月22日 16時18分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:世界的な景気鈍化懸念が強まり大幅下落 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8560.26円 ▼180.90円
売買高 17億0407万株
売買代金 1兆2098億4600万円
値上がり銘柄 392銘柄
値下がり銘柄 1175銘柄
騰落レシオ 94.25% ▼3.79%

日経平均

米国FOMCに対する失望とユーロ安を嫌気、中国PMIの悪化から世界的な景気鈍化懸念が強まり大幅下落

 注目された米FOMC(公開市場委員会)の結果を受けて米国株が大幅下落となったことやユーロが軟調となったことが嫌気されて売り先行となりました。3連休を控えた週末ということや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたことも売り急がせる要因となったものと思います。加えて、中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が2カ月連続して悪化、3カ月連続して50を割り込むと伝えられ、世界的な景気鈍化懸念が強まりました。

 後場は寄り付きから一段安となり、さらに下値を試す動きとなりました。持高調整の売りが出たということや日銀のETF(上場投資信託)買いの効果がみられないことから見切り売りも嵩んだものと思われます。前場に戻りかけたユーロも再度売り直されたことも日本市場が休場の間の欧米市場の波乱を懸念させ、買い手控え気分も強まり、ちょっとした手仕舞い売りや見切り売りに値を崩すものも多かったということでしょう。足元の好調な業績動向から買い先行となったものの、手仕舞い売りに押されるものも多く、センチメントが下を向いていることで売り急ぐ向きもあったのでしょう。

 小型銘柄も特に悪材料がみられたというよりは見切り売りや手仕舞い売りが嵩んで軟調となるものが多くみられました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅下落、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物も散発的にまとまった売りがみられるものの、断続的な売り買いはみられず、比較的方向感に乏しい感じでした。一段安くなると売りが厚くなるという感じでじりじりと押される場面もありましたが、総じてみると指数を方向付けるような動きはみられませんでした。

 何を期待して期待外れになったのかよくわかりませんが、要は米FRB(連邦準備理事会)も景気鈍化を懸念しているということなのだと思います。すでに米国景気は二番底となっていると言う意見もあるようですが、世界的な景気拡大が続いていることは確かで、伸びが鈍化したといっても米国でさえ(日本以外の主要国は)GDP(国内総生産)はしっかりと伸びていることには変わりなく、世界的に活躍している企業は業績の拡大が見込まれるのではないかと思います。いくら日本がデフレだからといって売られ過ぎの修正はみられると思います。

テクニカル分析

日経平均

 転換線をあっさりと割り込んで再度下値を試す動きとなりました。RSIは全く方向感はなく、ストキャスティックスも上値余地のあるところから下落となり、遅行線が日々線に押されるような格好となっており、遅行線が日々線の底値の日柄に応答するまで下値を探る動きが続くのかもしれません。

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