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» 2011年09月22日 11時30分 UPDATE

誠 Weekly Access Top10(2011年9月10日〜9月16日):なぜ「秋の日はつるべ落とし」なのか

台風が通り過ぎ、昼と夜の時間が等しくなる秋分の日を迎える。ところで、日中時間は日々同じような幅で変動すると思ってはいないだろうか。実は春・秋は夏・冬に比べて日中時間の変動幅が3倍ほど大きくなっているのである。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「うかつに手を出すと痛い目に! カード現金化のウラ事情」。2位は「『消費税は低所得者に厳しい』ってウソだと思う」、3位は「スマートフォン・タブレット端末が駆逐する『ある市場』」だった。

 8月末の台風12号に続いて、日本列島を襲った台風15号。浜松に上陸した時の950ヘクトパスカルは気象庁の記録を見ると、10位の945ヘクトパスカルに次ぐ規模。ただ、上位10位までの台風はすべて和歌山以西に初上陸しているので、東日本に初上陸した台風としては統計開始以降最悪と言ってもいいかもしれない。東日本大震災といい、今年の日本は災害の当たり年であるようだ。

ah_taihu.jpg 上陸時(直前)の中心気圧が低い台風(出典:気象庁)

 台風が過ぎて急に涼しくなったような気もするが、明日9月23日はもう秋分の日なので当たり前かもしれない。つい最近まで猛暑で節電が叫ばれていたことを思うと、季節の移り変わりの早さを痛感する。

 秋分には昼と夜の時間が等しくなるわけだが※、昼の時間が長くなったり短くなったりする幅が日によって違っていることはご存じだろうか。次表は気象庁の日の出日の入りのデータである。

※日の出も日の入りも「太陽の上辺が地平線と一致する瞬間」と定義されていたり、大気中を通る光の屈折で太陽が少し浮き上がって見えたりするため、実際は秋分の日でも昼の方が少し長くなる。2011年の場合、秋に昼と夜の時間が一致するのは9月27日である(参照リンク)。

東京の日の出日の入り時間(2011年、出典:気象庁)

日の出 日の入り 日中時間
1月23日 6時47分 16時58分 10時間11分
2月23日 6時20分 17時30分 11時間10分
3月23日 5時42分 17時55分 12時間13分
4月23日 4時59分 18時20分 13時間21分
5月23日 4時31分 18時45分 14時間14分
6月23日 4時26分 19時 14時間34分
7月23日 4時42分 18時53分 14時間13分
8月23日 5時05分 18時22分 13時間17分
9月23日 5時29分 17時38分 12時間9分
10月23日 5時54分 16時57分 11時間3分
11月23日 6時24分 16時30分 10時間6分
12月23日 6時47分 16時32分 9時間45分

 日中時間の変化の幅に注目してほしい。夏至や冬至の前後には日中時間は1カ月で20分ほどしか変動しないのに対して、秋分や春分の前後には1時間超も変動するのだ。地軸の傾きと公転軌道の関係でそうなるのだが、日中時間の前日差が大きくなるため「秋の日はつるべ落とし」「春の日は暮れそうで暮れぬ」といったことわざができたのだろう。

 北日本では、紅葉の見頃が例年より遅くなることが予想されている今年。紅葉狩りできる日中時間が短くなっても、せめて落ち着いて鑑賞できるよう台風がもう来ないことを祈るばかりである。

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