猛暑や休日変更が影響、ビアガーデンの来客数が前年より増加

» 2011年09月21日 12時20分 公開
[Business Media 誠]

 東京商工リサーチは9月20日、「全国ビアガーデン状況調査」の結果を発表。それによると、調査対象となった全国の主要ビアガーデン141店のうち、来客数が前年より5%以上増えた店舗は61店と、5%以上減った店舗の43店を上回ったことが分かった。

 ビアガーデンに最も大きな影響を及ぼすのは天気だが、シーズン後半は冷夏や台風に襲われたものの、8月中旬までは前年並みの猛暑が続いたことが来客数増の背景にあるようだ。個別の増加要因を見ると、「店舗・会場のリニューアル」(北海道、関東、中部地区)、「開店からの営業年数による知名度アップ」(関東、中部、近畿地区)、「自動車産業の休日変更」(中国地区)、「口蹄疫事件の反動」(九州地区)、「火山灰が少なかった」(九州地区)などがあった。

来客数の前年比(出典:東京商工リサーチ)

 地域別にみると、北海道、北陸、中国では来客数が増加した店舗が過半数を占めた。中国では増加要因として3店が「休日パターンの変更」を挙げており、東京商工リサーチでは「地元の自動車メーカー、マツダの休日パターン変更が来客増につながった」とコメントしている。

地域別に見た来客数の前年比(出典:東京商工リサーチ)

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