− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 8737.66円 | ▼55.46円 |
売買高 | 22億0896万株 | − |
売買代金 | 1兆6636億6700万円 | − |
値上がり銘柄 | 691銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 818銘柄 | − |
騰落レシオ | 99.80% | △6.89% |
米国株安への反応も限定的だが週末の手仕舞い売りもあって軟調な展開
米国株が大幅安、ユーロも軟調となったことから売り先行となりました。先物・オプションSQ(特別清算指数)算出ということに加え、寄り付き前には米大統領の講演の内容等も伝わり、またGDP(国内総生産)改定値も発表されるなど、反応しなければならない材料も多く、かえって反応し切れないという感じでした。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあって、寄り付きの売り買いが一巡となった後は買い戻しも入り堅調となる場面もみられました。
ただ、昨日の引け後に発表された工作機械受注が芳しくなかったこともあり、機械株などに軟調なものも目立ち、後場に入ると週末ということで手仕舞い売りも嵩んで再度下値を試すように軟調となりました。中国の経済指標の発表などを見極めたいということもあったようですが、ほぼ予想通りというものが多く、発表されたCPI(消費者物価指数)は予想を上回って相変らず高水準であり、インフレ懸念から中国景気鈍化なども懸念されて、買い切れず、手仕舞い売りに押されてしまいました。世界的な景気鈍化や金融不安は根強く、週末のG7を控えていろいろなものに反応しきれなかったものと思います。
小型銘柄も軟調ながらも底堅く、指数は小動きとなりました。決定的な材料に乏しいということで、手仕舞い売りや見切り売りも限られたということでしょう。東証マザーズ指数とジャスダックTOP20は軟調、二部株指数と日経ジャスダック平均は小幅安となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、週末の持高調整の売り買いが主体となっていました。ちょっとした売り買いに振らされる場面はありましたが、方向感を示すようなこともなく、目先筋中心の展開だったと思われます。
各国の金融政策や景気対策などが注目されましたが反応は今一つというか反応し切れない感じです。基本的には金融不安、欧州財政問題とそこから波及する金融機関への懸念、米国でのMBS(住宅ローン債券)問題に絡む金融機関に対しての懸念、また、そうした金融不安から企業の投資や個人の消費が手控えられることによる景気鈍化懸念をどのように払拭するかということだと思います。今後も金融機関に資金が潤沢に流れるようであれば、世界的な景気鈍化懸念も薄れるものと思われます。
RSIは中途半端な位置にあるのですが、上昇気味でありストキャスティックスも底値圏からの反発となっているのですが、まだ底値圏でのもみ合いの中での動きとなっています。「ダブルボトム」かと思いましたが、「トリプルボトム」のような格好となっており、基準線に押さえられているのですが、ここを抜けて来るのかどうかが注目されます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング