震災後、未婚女性は「恋人」よりも「同性の友人」と深い関係に

» 2011年09月08日 16時09分 公開
[Business Media 誠]

 東日本大震災後、人間関係に対しての考え方が変わったという人はどのくらいいるのだろうか。20〜30代の未婚男女に聞いたところ、「変わった(少しを含む)」と答えた男性は39.9%に対し、女性は57.3%であることが、マイボイスコムの調査で分かった。

 考え方が変わった人間関係は、男女ともに「人との絆」(男性59.6%、女性73.1%)と答えた人が最も多かった。男女の差をみると、「人の役に立ちたいと思った」(男性46.8%、女性29.9%)は男性が多かったが、「友だちが大切だと思った」(男性17.0%、女性38.8%)、「大切な人が分かった」(男性21.3%、女性44.8%)、「いざというとき、頼りになる人が分かった」(男性14.9%、女性37.3%)と考える女性は、男性の2倍以上いた。

人間関係に対しての考え方が変わったもの(出典:マイボイスコム)

濃い関係にするために必要なこと

 「震災後、親しい人との関係が濃くなった」と感じている人はどのくらいいるのだろうか。「濃い関係になった(どちらかというとを含む)」と答えた男性は25.4%に対し、女性は31.6%。濃い関係になった相手を聞いたところ、男性は「同性の友人」(40.0%)、「異性の友人」(30.0%)、「恋人」(26.7%)という結果に。一方の女性は「同性の友人」(62.2%)と答えた人が、「恋人」(37.8%)や「異性の友人」(21.6%)と比べ突出しており、男女間にギャップがうかがえた。

 また濃い関係にするために必要なこととして、男女ともに「一緒にいる時間を増やす」(男性54.2%、女性53.8%)という回答が、「メールや電話を増やす」(男性27.1%、女性23.9%)に比べ2倍以上となり、「会って直接コミュニケーションをとることで、関係を深めたいと考えている人が男女ともに多いことが分かった」(マイボイスコム)

誰と濃い関係になったか(出典:マイボイスコム)

 インターネットによる調査で、20〜30代の未婚男女235人が回答した。調査期間は8月16日から9月1日まで。

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