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» 2011年09月02日 07時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:雇用統計の発表や3連休を控えた手仕舞い売りに押されて大幅下落 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>9060.80△105.60

<TOPIX>778.28△7.68

<NYダウ>11493.57▼119.96

<NASDAQ>2546.04▼33.42

<NY為替>76.93△0.27

予想を上回る景気指標を受けて買い先行となるも、雇用統計の発表や3連休を控えた手仕舞い売りに押されて大幅下落

 朝方発表されたISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況感指数が予想を上回り、好不況の境目でもある50を割り込まなかったことや新規失業保険申請件数も予想を上回って改善したことから、買い先行となりました。ただ、追加の金融緩和期待から上昇となっていたこともあって、目先的な過熱感からの手仕舞い売りも多く、軟調となりました。週末の雇用統計の発表を控えていることやこの週末が3連休となることなどから手仕舞い売りを急ぐ動きとなって大幅安となりました。

 雇用関係の指標や景況感も「思ったほど悪くない」という感じになって来ました。引き続き「FRB(連邦準備理事会)が何とかしてくれる」という雰囲気でもあり、週末の雇用統計も良ければ良いで素直に好感され悪ければ悪いでQE3(量的緩和)期待から底堅い堅調な展開となると思います。底入れ感も強まっており、景気指標などに振らされながらも戻り歩調は続くのではないかと思います。

 個別には8月の新車販売台数が前年同月比で大幅増となったにもかかわらず、市場予想を下回ったということでフォード・モーターやGM(ゼネラル・モーターズ)が軟調、連れてアルコアやキャタピラー、GE(ゼネラル・エレクトリック)など景気敏感銘柄が手仕舞い売りもあって軟調となりました。ゴールドマン・サックスが依然として住宅債権に絡んで問題を抱えているということで売られて大幅安、連れてJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカも大幅下落となりました。四半期決算で赤字幅が縮小したシエナは大幅高、8月の月次販売が好調だったコストコ・ホールセールも堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株高や欧州金融不安が薄れたことなどから買い先行となりました。ただ、円高傾向が続いていることや外国人も売り越しと伝えられたことから上値の重い展開となりました。それでも中国の経済指標が改善したと報じられ、世界的な景気鈍化懸念も薄れて買われて大幅高となりました。9月に入って持高調整の売りが一巡となった感もあることから改めて売られすぎ銘柄が買い直されて指数を押し上げました。

 米国株が大幅安となったことや週末ということでの手仕舞い売りもあって上値の重い展開となりそうです。あえてここで売り急ぐことはないのかもしれませんが、米国が3連休となることや注目される雇用統計の発表もあり、戻り売りや手仕舞い売りもかさむのではないかと思います。売られすぎの水準訂正で買われていた主力銘柄も戻り一服となって上値の重い、冴えない展開となるものと思われます。幕間つなぎ的に為替に影響の少ない銘柄などが物色されるのではないかと思います。

 昨日の引けで9000円台に乗せたことで底入れ感も強まったと思われますが、円高傾向は変わらず、米国株安ということもあり、再度8800円〜900円水準での下値固めとなる場面もあるのかもしれません。当面の上値は9200円〜300円水準と見られ、底堅さを確認しては上値を目指すような展開になって来るのではないかと思います。9000円を割り込んだ水準から売り難くなるのかどうかが注目されますが、週末ということもあり、手仕舞い売りに押されそうです。

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