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日経平均 | 8953.90円 | △102.55円 |
売買高 | 18億3235万株 | − |
売買代金 | 1兆1437億2800万円 | − |
値上がり銘柄 | 1393銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 185銘柄 | − |
騰落レシオ | 76.37% | △3.25% |
欧州金融不安や米国景気鈍化懸念が薄れ、売られ過ぎの修正から大幅高
週明けの米国市場が欧州金融不安の緩和や堅調な個人消費動向を受けて大幅高となったことから日本市場も買い先行となりました。ただ、相変らず外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたことや為替に変化はなく依然として円高基調ということから、寄り付きの買いが一巡となった後は上値の重い場面もありました。いったん上値の重さがみられると手仕舞い売りや見切り売りを急ぐ動きもあり、上げ幅縮小となりましたが、売られ過ぎの修正で主力銘柄が軒並み堅調となって指数も値持ちの良い展開となりました。
後場に入るとさらに上値の重さを嫌気する動きになりましたが、特に売り急ぐ材料もないということで、値を保ちました。為替に変化がみられるわけでもなく、先物に仕掛け的な買い物が入るというわけでもなく手掛かりに乏しい展開となりました。上値の重さを確認すると手仕舞い売りや見切り売りに押されて上げ幅縮小となるのですが、売り急ぐこともなく、指数は小動きとなりました。大幅高とはなりましたが、まだまだ疑心暗鬼な相場で腰の据わった買いもみられず、目先の需給に振らされているということなのだと思います。
小型銘柄も堅調ではあるのですが、突出して買われるものや業種、テーマなどもなく、指数に方向感はみられませんでした。主力銘柄が大幅高となるなかで幕間つなぎとして買われたものなどが安くなるものもありました。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数、日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20は揃って堅調となりました。先物も朝方からまとまった売り買いはみられず、終始方向感に乏しい展開となりました。大きく指数を動かす場面も、方向を示す動きもなく、目先筋の売り買いが中心となっていたものと思います。
米国市場への反応も「今一つ」という感じです。大幅高なのに買われたということでもなく、円高ということで、日本の景気が懸念されて買い上がれないのだと思います。政策面できっちりと方向を示すようなことがなければ、疑心暗鬼のなかでちょっと戻ると売られるということになりそうです。日経平均の8800円〜900円水準で上値を押さえられるのか、しっかりと値固めしてから戻りを試すことになるのでしょう。上値9000円を超えると9200円〜300円というところが節目となり、その水準までは戻ると思います。
上値は重いものの転換線を抜けて底入れ感も強まって来ました。RSIもストキャスティックスも底値圏からの上昇で上値余地も大きく、まだ戻りを試す動きが続きそうです。基準線の水準まで戻るのではないかと思います。
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