シニア層に聞く、地域情報の入手先は?

» 2011年08月26日 13時20分 公開
[Business Media 誠]

 60歳以上のシニア層は、地域のイベント情報をどのように入手しているのだろうか。全国のシニア層に聞いたところ「回覧板」(67.8%)が最も多く、次いで「インターネット」(39.2%)、「掲示板」(30.9%)、「知人・友人」(30.5%)であることが、NTTレゾナントの調査で分かった。「シニア層にとっては、やはり『回覧板』が地域のつながりの中心を占めている一方で、『インターネット』も重要な位置を占めているようだ」(NTTレゾナント)

地域情報の入手先(クリックしてすべてを表示、出典:NTTレゾナント)

 また男女別にみると、女性は「知人・友人」「趣味で集まる場所」と答えた人が多かった。特に「知人・友人」に関しては、「インターネット」を抜いて2位となっており、「女性は男性に比べ、ネット社会よりも、リアル社会から情報を得る傾向をうかがえた」(同)

最も信頼しているメディアは新聞

 シニア層は平日、どのメディアと接触している時間が長いのだろうか。インターネットを使った調査ということもあってか、1日の平均時間は「PC」(3.2時間)がトップ。次いで「テレビ」(3.1時間)、「ラジオ」「タブレット端末」(いずれも0.9時間)、「本、雑誌」(0.8時間)と続いた。

 4マスメディア(新聞、テレビ、本・雑誌、ラジオ)+インターネットから得られている情報について、どの程度信頼しているのだろうか。最も信頼しているメディアは「新聞」で85.2%。次いで「ラジオ」(73.5%)、「テレビ」(69.5%)という結果に。一方、信頼していないメディアは「テレビ」(9.4%)が最も多く、次いで「本・雑誌」(9.1%)、「インターネット」(8.7%)だった。また「どちらともいえない」と答えたのは「本、雑誌」(8.1%)、「インターネット」(7.9%)、「テレビ」(7.7%)で目立った。

メディアへの信頼度(出典:NTTレゾナント)

 インターネットによる調査で、60歳以上の男女8393人が回答した。調査期間は6月17日から22日まで。

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