速報
» 2011年08月22日 16時13分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:為替介入が見られないことで大幅下落 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 8628.13円 ▼91.11円
売買高 19億6606万株
売買代金 1兆2049億5400万円
値上がり銘柄 340銘柄
値下がり銘柄 1231銘柄
騰落レシオ 63.32% ▼4.25%

日経平均

為替介入期待から堅調な場面もあったが、介入が見られないことで失望感からの見切り売りも嵩んで大幅下落

 先週末の欧米市場が大幅安となったことや為替も円高気味、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が引き続き売り越しと伝えられたこともあり、売り先行となりました。それでも、為替介入期待から売り急ぐ動きも限られ、週末にすでに地震の影響もあって大きく売られていたことなどもあり、底堅い展開となりました。底堅さがみられると買い戻しを急ぐ動きもみられてハイテク銘柄の一角も堅調となるなど全体に戻りを試す動きとなり、指数も堅調となる場面もありました。ただ、腰の据わった買いもみられず、先行きに対する不安は根強く、最後まで買い切れないという状況でした。

 後場は介入がなかったことで失望感から見切り売りも嵩み、じりじりと値を崩す展開となりました。買い材料に乏しい中で買い戻し一巡となったことや戻りの鈍さを嫌気した売りも嵩んで大きな下げとなるものもみられ、指数もじり安となりました。地合いの悪い中で政府の対策も何も見られないことに対する失望もあって、手仕舞いを急ぐ動きもあり、特に材料がないなかで売られる銘柄も多くなりました。世界的な景気鈍化懸念や円高を嫌気して自動車関連銘柄に大きく売られるものが多く、いったんは金融緩和期待から買われた不動産株も値を消すものがみられるなど市場で警戒信号を出しているにも関わらず、政府金融当局が全く動かないことに対する懸念も強まった相場となりました。

 小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、ここまで相場を支えてきたような、幕間つなぎとして買われていたインターネット関連銘柄にも大きく売られるものがみられ、総じて軟調となりました。東証マザーズ指数とジャスダックTOP20は大幅下落となり、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的にみられたものの、指数を大きく方向付けるような断続的な買いにならず、まとまった売り買いが出る時には指数も動くのですが、上値の重さを確認したものの、方向感に乏しい展開となりました。

 主力銘柄がいっこうに下げ止まりません年初来安値を更新する銘柄も多く、「○○年ぶりの水準」と表現されるほどの水準まで下落となっているものも多くみられます。特に売り材料もなく、指標からみても割安水準にあるにも関わらず大きく売られており、指数も下値を試す展開となっています。ただ、「もうはまだなり、まだはもうなり」ということもあり、「あきれ果てたる値が出れば、それが高下の境なりけり」ということもあり、「悲観の中に相場が生まれる」と信じたいものです。

テクニカル分析

日経平均

 下値を探る展開となっています。RSIもストキャスティックスも底値圏から戻りかけたものが再度下値を目指す動きとなり、下値模索が続くのだと思います。ここから一気に切り返し、転換線をしっかりと抜けて来るようであれば、「気抜き底」(ダブルボトム)の形で底入れ感が強まってくるのだと思います。

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