これって最先端の腕時計!? 世界で1本だけのiPodウオッチ菅野たけしのウォッチWatch(1/2 ページ)

» 2011年08月22日 08時00分 公開
[菅野たけし,Business Media 誠]

 アンティークから最新ウオッチまで、いろんな時計を紹介してきましたが、今回登場するのは時計そのものではなく時計ストラップ。しかも人気のiPod nanoを腕時計として使い倒せるようにするストラップです。この時点で頭の中には「?」マークがはげしく点滅。いったい、どんな仕掛けなのか確かめるべく、早速その現物を見に行ってきました。

菅野たけし

 訪れたのは、フランスの老舗時計ストラップブランド「ジャン・ルソー」の銀座店。パリに続いて世界で2番目となる直営店です。フランスで修行をした職人が何人も常駐しており、オーダーメイドにより世界で1本の、自分だけのウオッチストラップが短期間で完成することで知られています。実際にストラップを製作する職人が接客にあたるので、わがままな注文や微妙なニュアンスがダイレクトに伝わるというのがウケているのです。

菅野たけし菅野たけし ジャン・ルソー銀座店

 オーダーする側が用意しなければならないのはiPod nano。これが腕時計の本体となります。「えっ? なぜ」と思われるかもしれませんが、iPod nanoの画面を時計モードに設定するとスクエアフェースのアナログ時計が現れます。しかも、うれしいことに黒文字盤か白文字盤かを選べます。これを時計に見立ててストラップをオーダーメイドで作るのです。

菅野たけし菅野たけし 黒文字盤か白文字盤か、それが問題だ

 ストラップに使用する革素材は、カーフ、シャーク、アリゲーターの3種類から選べます。シャークで10色以上、カーフなら15色以上、最高級のアリゲーターでは72色以上から選べるというから驚き。ステッチも30色以上からセレクトが可能で、この組み合わせだけでも多くて頭がクラクラしてきそうです。

 でも、革見本を並べて、「あーでもない、こーでもない」と悩んでいるときが、実はいちばん楽しい。ちなみに気になる料金は税込みで、カーフが1万500円、シャークが1万6800円、アリゲーターが3万9900円です。

菅野たけし菅野たけし 小さな革サンプルで候補素材を選んだら、大きな原革の上にiPod nanoを置いて雰囲気をチェック。ワニ1匹分の革素材は迫力もの!
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