2010年ビール生産量、中国・ブラジルは大幅増も先進国はビール離れ進む

» 2011年08月16日 14時33分 公開
[Business Media 誠]

 キリン食生活文化研究所は8月11日、「2010年世界主要国のビール生産量」調査結果を発表。それによると、世界の総生産量は前年比2.2%増の1億8562万キロリットルと、26年連続で過去最高を更新したことが分かった。

 国別にみると、トップは中国で前年比6.2%増の4483万キロリットル。2位は米国で同1.2%減の2281万6600キロリットル、3位はブラジルが同18.0%増の1260万キロリットルで続いた。

 日本は同2.4%減の585万500キロリットルで、前年と同じく7位。キリン食生活文化研究所では「夏場の猛暑効果があったものの、生活防衛意識の高まりや上半期の天候不順の影響を受けた」とコメントしている。

2010年国別ビール生産量(出典:キリン食生活文化研究所)

 生産量を10年前の2000年と比較すると、中国(103.3%増)やブラジル(51.4%増)、ロシア(98.4%増)が大きく伸びているのに対し、米国(2.3%減)やドイツ(13.4%減)、日本(18.4%減)、英国(18.6%減)、カナダ(3.8%減)など先進国では軒並みビール離れが進んでいる。生産量ランキングでも、2000年に1位だった米国が2010年には2位に、5位だった日本が7位にランクダウンしている。

2010年国別ビール生産量〜10年前との比較〜(出典:キリン食生活文化研究所)

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