“良き友”のようなビクトリノックス「TOMO」

[岡田大助，Business Media 誠]

　ビクトリノックスは、日本発のデザインをまとったマルチツール「VICTORINOX TOMO DESIGNED BY ABITAX TOKYO」を9月16日に発売する。アビタックスのプロダクトデザイナー、山口和馬さんがデザインを担当した。価格は2940円。

　TOMOは、日本語の「友」や「供」に由来する。ビクトリノックスが127年間変えなかった、ワールドワイドに販売するマルチツールのデザインに日本発のものが新たに加わる。

　山口さんは、「今回のスイスアーミーナイフをデザインするに当たって行ったことは、カタチから“ナイフ”という記号を極力排除することでした。そして、ほとんど何も記号性を持たない長方形のモノとして、このデザインは、完成しました」と語る。また、ネーミングについては、「『いつもそばにいて役に立つ、良き友のような存在になりたい』という願いが込められています」とコメントしている。

　カラーは、ビクトリノックス・レッド、ホワイト、ピンク、アップルグリーン、ミントグリーン、カプリブルー、レモンイエローの7色を用意。機能は、ブレード（小型ナイフ）、はさみ、爪やすり、ネイルクリーナー、キーリングの5種類。