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以下「目指せ35%省エネ、今だからこそ“本気の節電術”(後編)」(2011年3月25日)の冒頭部分を再掲します。「まとめ読み!誠 PDF」をダウンロードすると、奥川浩彦さんの記事をまとめて読むことができます。
前回は24時間通電している製品の節電を考えてみた。今回は節電の強敵であるエアコンなど通電時間の長い製品とドライヤー、掃除機など通電時間の短い製品について考えてみたい。
元々筆者の節電は電気代の削減が理由でスタートしたものだ。一方現在、首都圏で必要なのは電力使用のピークを下げる節電である。家庭に置き換えるとブレーカーが上がらないようにする節電だ。エアコン、電子レンジ、ドライヤーを同時に使うとブレーカーは上がってしまうが、電子レンジとドライヤーを同時に使わなければ大丈夫。電気代の節電にはならないが、ピーク電力の節電にはなっている。
24時間通電するものは常に電力を消費しているが、今回取り上げるものは使用する時間帯をずらしてピーク電力を下げる節電という視点も考える必要がある。だがピーク電力の節電だけ考えればいいとは思わない。大規模停電の回避だけを考えればそれでいいが、トータルでの節電、節約は発電所建設や原油価格の高騰など国民全体で考えるべき課題だろう。記事は全国の読者が読むであろうから消費電力と電気代の削減も重要だと考えている。
まず東京電力が公開している「電力の使用状況グラフ」を確認してみよう。日々更新されるが、平日は午前4時がボトムで徐々に上昇午前9時〜10時にピークを迎える。午後はやや下がり18時ごろにまたピークが訪れる。
例えばいつも朝7時と夕方18時にご飯を炊くなら、少し時間を早めて5時と16時にすればピークを避けられるわけだ。掃除機を午前中に使う人は午後にすればピークが避けられる。企業なら夜中にノートPCを充電し、午前中は電源を抜いて仕事をすれば午前中の電力を下げられるということだ。国が本気で対策をするなら夜間も電車を動かし、企業の仕事時間を半分は朝6時出社、半分は午後から出社とすればピークが分散する。電力会社はそれに合わせて発電をすればピーク時に供給力が足りなくなることもないだろう。このようにピークを避けるという視点も含め節電について考えていこう。(続きは「まとめ読み!誠 PDF」で)
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