圧倒的なグルビの世界へ、グルーヴィジョンズ展(1/3 ページ)

» 2011年08月09日 07時30分 公開
[松浦明,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 「今世紀の日本を代表する」というと少し大げさに聞こえるかもしれないが、過言ではない気がする。1990年代前半から今日まで、さまざまなクリエイターとともに幅広い活動を繰り広げ続けてきたデザインスタジオ、GROOVISIONS(グルーヴィジョンズ)のデザインワーク約200点を、今回初公開となる実験的なオリジナル作品とともに一挙公開する企画展「[ジー ジー ジー ジー] グルーヴィジョンズ展」が東京・銀座のggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で開催中だ。

エキサイトイズム B1Fでは会場の床一面を使って約200点の作品を展示。床面のグラフィックと連動させた展示スタイルやディテールにも、グルビらしいこだわりがさまざまにうかがえる

 1993年京都で設立後、PIZZICATO FIVEのステージビジュアルを手がけたことをきっかけに、グラフィック、ムービー、プロダクトと分野を超えたアートワークで活動を繰り広げ、常に新しい表現の可能性を追求しつづけてきた、グルーヴィジョンズ。

 今回はその代表作でもあるオリジナルキャラクターの「chappie(チャッピー)」シリーズをはじめ、RIP SLYMEやFPMのCDパッケージ、「東京マラソン2009」「summon monsters? open or die?(2001年に開催された村上隆氏の個展)」など展覧会や大型イベントのアートディレクション、「愛・地球博」や農林水産省、iPadアプリ「ANA Virtual Airport」などのモーショングラフィック、「Metro Min.」「広告批評」などのエディトリアルデザイン、「100%ChocolateCafe.」や西日本シティ銀行 ALL IN ONEなどブランドのVI、平面から立体、ムービーにいたるまで、とにかく膨大な数のアートワークを一挙展示している。

エキサイトイズム 2001年から手がけているRIP SLYMEのトータルビジュアルディレクション
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