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日経平均 | 9659.18円 | △22.04円 |
売買高 | 19億9798万株 | − |
売買代金 | 1兆4134億2500万円 | − |
値上がり銘柄 | 729銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 733銘柄 | − |
騰落レシオ | 89.39% | ▼5.66% |
米国株高や円売り介入、日銀の追加の金融緩和を好感して堅調となるも、米国経済指標等も気になって上値も限定的
米国株が堅調となったことや大型統合の話題から買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、上値も重く指数に方向感はみられませんでした。前場中ごろに為替の円売り介入がみられ、大きく円安に振れたことが好感されて買い戻しを急ぐ動きもあり一時大幅高となる場面もありました。ただ、大型統合も否定のコメントがみられ、米国の経済指標などから、世界的な景気鈍化を懸念する動きもあり、上値も重くなりました。
後場も一段と円安になる場面もありましたが、積極的に買い上がる動きには乏しく、買い戻し一巡感から上値が重くなると見切り売りも嵩んで上げ幅縮小となりました。まだまだ円高という水準であることや積極的に買い上がるには懸念材料も多いということで、目先筋の買いが一巡すると買い気に乏しく、上値の重さを嫌気する動きも強まり、じりじりと上げ幅縮小となりました。
小型銘柄も見切り売りや手仕舞い売りに押されるものが多く、日経ジャスダック平均はかろうじて小幅高となったのですが、二部株指数やジャスダックTOP20は小幅安、東証マザーズ指数は軟調となりました。先物は為替の介入をみてまとまった買いが入り、指数を押し上げる場面もありましたが、その他は相変らずまとまった売り買いは少なく、引けを意識する時間からは上値の重さをみて売り直す動きや手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となりました。
米国株の反発に加え、為替介入や日銀の追加の金融緩和がみられても反応の鈍い展開となりました。足元の業績も決して売り急がなければならないほど悪いというものが多いわけではないのですが、それにしても最後まで買い上がれず、買い気に乏しい展開となりました。やはり米国での経済指標が気になるということなのかもしれませんが、世界経済の鈍化が懸念されるといっても実際に鈍化しているわけでもなく、好調な経済指標や決算等もみられるのですが買えないということのようです。羹に懲りて膾を吹くということなのかもしれませんが、少し悲観的になり過ぎているような気がします。
底堅さはみられるものの戻りきらない相場となりました。雲にサポートされたものの遅行線は日々線を割り込みそうで、RSIはまだ下値余地もあって下落が続いており、もう少し調整が続きそうです。ストキャスティックスは底値圏にあり、遅行線が日々線に上値を押さえられながらの戻り相場となるのでしょうが、雲のねじれの日柄までは動きがなく、下値固めとなるのかもしれません。
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