イマドキの大学生は仕事に対してどのような意識を持っているのだろうか。アルバイトをした経験がある大学生に仕事探しや働き方について聞いたところ「仕事を通じてお金以外のものも得られると思う」(78.1%)と回答している人が最も多いことが、求人情報サービス「an」の調査で分かった。
ただ学年別にみると、1年生では「仕事を通して自分の目標や夢を実現させたい」(49.6%)、「夢実現のために、今がんばっていることがある」(55.5%)が他の学年より高かった。この結果について、anは「入学したばかりで大学生活にやる気を持っており、アルバイトに対しての期待値も高いことがうかがえる」と分析した。
3年生になると「将来に不安を感じる」(67.4%)、「『やりたいこと』や『向いていること』を現在探している」(60.5%)が高い。「将来への不安感や自己分析的な回答について、4年生では回答割合が低くなっていることから、3年生が最も就職を意識し、自分の将来に結びつけて考えていることが分かる」(an)
大学生に仕事探しのきっかけを聞いたところ、全体では「趣味に使うお金が欲しかったので」(52.4%)がトップ。次いで「貯金を増やしたかったので」(43.2%)、「生活費を補いたかったので」(36.8%)、「時間を有効に使いたかったので」(32.0%)と続いた。
学年別にみると、1年生は「働くことに憧れていたので」(17.6%)が他の学年より多かった。ただ2年生になると「交際費が欲しかったので」(30.6%)を挙げる人が多く、3年生になると「前の仕事に不満があったので」(12.3%)、「もっとよい条件の仕事につきたかったので」(14.0%)、「いろんな仕事をしてみたかったので」(22.7%)と答えた人が目立った。
インターネットによる調査で、1年生以内に非正規雇用に就業した大学生1512人が回答した。調査期間は4月26日から5月2日まで。
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