きっかけは青年海外協力隊、カリブ海の国ベリーズで観光振興世界一周サムライバックパッカープロジェクト(2/3 ページ)

» 2011年08月02日 08時00分 公開
[太田英基,世界一周サムライバックパッカープロジェクト]
世界一周サムライバックパッカープロジェクト

きっかけは青年海外協力隊

 そんな充実したベリーズ観光をコーディネートしていただいたソリス麻子さん。アンケートに回答いただけたので、その内容をご紹介します。

ソリス麻子さん

――自己紹介とこれまでの歩みについて教えてください。

ソリス麻子 学生時代から人を集めてパーティをしたり、派遣会社をやったりと、プロモーションが大好きでした。ベンチャー・リンク主催の学生社長プロジェクトで社長に選ばれ、デジタルショップを運営することになりました。

 日韓学生サミットのビジネスプランコンテストの日本代表を務めたほか、独自のプロモーション戦略でイベントを開催、映画配給なども行いました。

 新卒で日本IBMの営業会社に就職。2年で月間売上ナンバー1になったものの、「何のために働いてるんだろう?」と思い、日本脱出を決意しました。

 その翌年にJICA(国際協力機構)から起業家育成プログラムの協力隊員としてベリーズに派遣され、政府の起業家育成プログラムに従事。2007年に現地のベリーズ人と結婚しました。

 現在はベリーズに住み、BPRP(Belize PR Production)という会社を設立。ベリーズを日本の人に伝えることで、ベリーズの経済効果に少しでも寄与したいと考えています。

――現在の仕事内容について教えてください。

ソリス麻子 中米カリブの国、ベリーズのPRカンパニーとして、テレビやメディア取材のコーディネートはもちろん、日本に輸出している製品のプロモーションも手伝っています。一般の観光客にも、ベリーズを観光する上でのホテルやツアーを紹介しています。毎年、知名度が上がっていき、お客さんが来てくれるようになっているのが最高の喜びです。

――もともと海外で働きたいという志向はお持ちでしたか?

ソリス麻子 なかったと思います。「職に就く」というより、「職を作る」ということに面白さを感じていたので、初期投資がかかる日本より、海外で何にもないところから作る方が自分に合っていました。

――ベリーズの魅力を教えてください。

ソリス麻子 海、山、歴史、陽気な人々……。みんな違って当たり前ということです。世界遺産のブルーホールやカリブ海に浮かぶ島々の周りの海は本当にエメラルドグリーンで、ずっと見ていても飽きません。ずっとぼーっとしていても誰にもとがめられません。

 ゆっくりしたベリーズの人たちが大好きです。そして、貧乏でも支え合っていて、明るくポジティブな人たちは、日本でお金がある人より豊かだと思います。

 熱帯雨林の自然や、マヤの人たちが今も昔のスタイルで暮らしているのも魅力ですね。

――海外に出て変化した価値観はありますか?

ソリス麻子 言いたいことを言って、食べたいものを食べて、寝たいだけ寝て、それでいいんだ〜、ということ。そして、休みは徹底的に休むことが大事だと気付きました。目覚ましのアラームは5年以上、使っていません。自然とともに生きるのが大事です。

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