7月28日からアートフェア東京2011

[エキサイトイズム]

　7月28日から東京国際フォーラムで、アートフェア東京2011が開幕する。7月31日まで。国内外のギャラリーが集結し、選りすぐりのアートを展示販売する、日本最大の美術見本市だ。

　海外でも高い人気と知名度を誇る、栗林隆氏の新作も発表される。「原寸大のキングペンギンをモチーフにした木のトルソーとペンギンコート」と「キングペンギンの形状を活かしたバッグ型立体作品」だ。これは三陽商会とmore treesによる協働プロジェクト。

　ペンギンが羽織っているかのような質感を実現したのは、コート素材としてもよく用いられる生地。光沢のある素材が、ペンギンの毛皮を想像させるという。40年以上にわたりコートを生産し続けてきたサンヨーソーイング青森工場の職人の手による丁寧な縫製が特徴。トルソーは建築廃材を使用した素材を使用し、木が粉砕され、年輪などにこめられた歴史性を粉砕し再び形作るというコンセプトをあらわしている。

　プロジェクトの売上の一部は、more treesに寄付され、more treesが推進する国産材を活用した木造仮設住宅建建設に活かされる。