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» 2011年07月29日 16時03分 UPDATE

「つまらないものはつまらない」 アイドルがAndroidアプリを本音レビューする「アンドロイドール」 (1/2)

「アンドロイドール」は個性あふれる女性アイドルが本音でAndroidアプリにつっこむレビューサイト。「やらせ感は出したくない」と心のおもむくままに自由に書く、素直なレビューが人気を集めているという。

[本宮学,ITmedia]
photo 「アンドロイドール」のスクリーンショット

 「やらせ感は一切出したくないんです」。つまらないアプリにはつまらないと書く。今年4月にオープンしたAndroidアプリレビューサイト「アンドロイドール」は、女の子たちによる“全て本音”のレビューサイトだ。

 レビュアーに選ばれた10人のアイドルが「自分なりの視点で、自由気ままにAndroidアプリを紹介する」というコンセプト。ユーザーはレビューを参考にアプリをダウンロードしたり、レビューにコメントをつけて楽しんだりできる。ユーザー自身もレビューを投稿できるほか、サイト内でフォトアルバムアプリや時計アプリなどを作って公開することもできる。

 4月1日にサイトをオープンし、初月だけで約30万PVのアクセスがあった。それ以降も順調にアクセス数を伸ばしているという。デジタルに詳しくない“普通の女の子”による本音のレビューが人気の秘けつだと、サイト運営元であるヴィーナスブロードキャストの一森昌輝PRプロデューサーは話す。

photo レビュアーの砂岡春奈さん、美月あかりさん、藤川ありささん(左から)

女の子による女の子のためのレビューサイト

photo 美月さん。使用している端末はauの「IS03」だ。「スクリーンショット機能が無いので、レビュー用の写真を撮るのが大変」だという

 サイトの構想を練り始めたのは昨年12月。KDDIがレディー・ガガさん出演のテレビCM「Android au」を放映するなど、国内メーカーが女性もターゲットにしたAndroid端末の販売戦略を本格化させ始めた時期だったという。当時既に大手のAndroidアプリ紹介サイトが複数あったが、「正面から戦っても越えられないと思ったので、ターゲットを女性に絞り込んで勝負することにした」(一森さん)。

 2月からサイトの制作を始め、3月にはレビュアー“1期生”たちの研修をスタート。レビュアーは芸能事務所に所属するアイドルたちだ。全員がAndroid初心者で、1期生の1人である美月あかりさんは「デジタル機器が昔から苦手で、研修が始まった当時はファイルの開き方すら分からなかった」という。

 「一般的なレビューサイトでは、その分野に詳しい人がレビューを書いていることがほとんどでした。そこで、デジタルにあまり強くない“普通の女の子たち”が、とりあえずアプリを使ってみてどのような感想を抱くかというコンセプトが逆に面白いのではと思った」(一森さん)

やらせ感だけは出したくない

photo 藤川さん。幼いころからゲームが大好きで、ゲームアプリを中心にレビューしているという。初めてプレイした家庭用ゲーム機はシャープの「ツインファミコン」

 女の子による率直なレビューが魅力というアンドロイドールには、「イラストも可愛いからテンション上がる!」「電池の減りは早いので要注意(汗)」といった、レビュアーたちのアプリへの素直な感想が並んでいる。

 「やらせ感だけは出したくない」と一森さんは強調する。「全部本音で“ガチ”だということを分かってほしいので、女の子の書いたレビューに対して運営側は誤字・脱字ぐらいしか修正していません。レビュアー本人がつまらないと感じたアプリには、つまらないと素直にレビューしてもらうようにしています」

 サイト立ち上げ時からレビューを書いている美月さんは、「当初は良いアプリだけを取り上げようと思っていました」と話す。しかし、良いことばかりを言っていたらユーザーに「やらせなのでは」と思われてしまうのではないかと思い、面白くないと感じたアプリには「あまりピンと来ず!!」といったコメントを正直に書くようになったという。

 「ただ単にアプリをこき下ろしているわけではないんです」とレビュアーの藤川ありささん。「私たちは本当にアプリが大好きなので、自分なりにしっかり使ってみた上でよくないと感じた場合、『クリエイターの方へ声を届けたい』という思いで素直なレビューを書いています」

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