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» 2011年07月29日 16時07分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:円高を嫌気して売り直されるお化粧買い期待もあって下げ渋り (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 9833.03円 ▼68.32円
売買高 19億4772万株
売買代金 1兆2650億6200万円
値上がり銘柄 304銘柄
値下がり銘柄 1266銘柄
騰落レシオ 105.71% ▼3.37%

日経平均

米国株安を受けて売り先行だが好決算銘柄も多く一時堅調、円高を嫌気して売り直されるお化粧買い期待もあって下げ渋り

 米国株が軟調となったことや円高となったことなどが嫌気されて売り先行となりました。ただ、寄り付きの売りが一巡となった後は外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は買い越しと伝えられたこともあり、底堅さもみられ、底堅さがみられると月末のお化粧買い期待や週末の持高調整の買い戻しなども期待されて戻り歩調となり、一時堅調となる場面もありました。さすがに好決算を発表した銘柄等しっかりとした材料のある銘柄以外は最後まで買い切れず、上値も限られましたが意外に底堅い雰囲気でした。

 後場は好悪の決算発表がみられて敏感に反応週末の持高調整等もみられないことから見切り売りが優勢となって下げ幅拡大となりました。海運株等が芳しくない決算発表に反応して売られるなど好決算よりは悪い方に敏感に反応するような動きで、ハイテク銘柄の一角などが下げ幅を広げ指数を押し下げる展開となりました。期待された持高調整の買い戻しもみられず、お化粧買いもみられず、積極的に買い上がる動きも少ない銘柄に限定されて相場全体とすれば冴えない展開となっていました。

 小型銘柄も手仕舞い売りや見切り売りに押されるものが多く、好決算に反応するものもみられたのですが総じて軟調となりました。インターネット関連銘柄に軟調なものがみられて東証マザーズ指数はの下げが大きく、ジャスダックTOP20も大幅下落となりました。日経ジャスダック平均や二部株指数も軟調となりました。先物はまとまった売りが散発的にみられ、その場面では指数を下押したのですが、追随して売り叩くこともなく大きく方向感を出すようなことはありませんでした。

 決算に敏感に反応しているのですが、本来であれば決算をじっくりと吟味して売り買いをするということなのでしょう、決算が「発表される」ことが売り買いのきっかけになり、決算が良いのか悪いのかというよりは予想よりも良いのか悪いのかということが重要視されているようです。本来であれば予想よりも良いか悪いかというよりは本質的に良いか悪いかを見極めなければならないのだと思います。決算発表が続々と行なわれているなかではとりあえず目先的に反応し、そのあとはじっくりと考えるということになるのだと思います。ただ、これまでの決算を見てみると総じて「思ったほど悪くない」という感じではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

 あっさりと基準線を割り込みました。RSIもストキャスティックスも下値余地があって下落が続いており、雲のねじれを目指す展開となるのかもしれません。遅行線が日々線にサポートされるかどうかが注目されます。

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