東京マラソン完走者、どのくらい練習しているの?

» 2011年07月29日 14時36分 公開
[Business Media 誠]

 3万3353人の出走者のうち、97.2%に当たる3万2415人が完走した2011年の東京マラソン。完走した人たちはどのような練習をしてきたのだろうか。

 博報堂DYメディアパートナーズの調査によると、東京マラソン2011の完走者に「ランニングをする頻度」を尋ねたところ、最も多かったのは「週に2〜3回程度」で46.6%。以下、「週に1回程度」が20.4%、「週に4〜5回程度」が17.6%、「月に2〜3回程度」が7.3%で続いた。週に1回以上ランニングする人が88.8%と大多数だったが、月に1回未満という人も1.8%いた。

ランニングをする頻度(出典:博報堂DYメディアパートナーズ)

 普段の練習量(1日)は、平日では「30分〜1時間」(47.1%)や「1時間〜1時間30分」(27.3%)が多く、休日では「1時間〜1時間30分」(34.1%)や「1時間30分〜2時間」(25.2%)が多かった。特に男性では休日に長時間練習する割合が高くなっているようだ。

 ランニングをする理由では、「健康にいいから」(64.4%)や「運動不足が解消できるから」(57.1%)、「1人でも手軽にできるから」(55.1%)、「走ることが楽しいから」(50.0%)などさまざまなあるようだ。「完走タイムが早い人ほど『走ることが楽しいから』『達成感が得たいから』とメンタル面での項目が高くなっている」(博報堂DYメディアパートナーズ)

普段の練習量(出典:博報堂DYメディアパートナーズ)

都心を走れるのが魅力

 東京マラソンに出場した理由を尋ねると、トップは「東京都心を走ることができるから」で91.1%と断トツ。以下、「有名な大会だから」が52.7%、「沿道の応援が多いから」が49.1%、「制限時間が長いから」が33.4%、「一流のマラソンランナーと同じコースを走れるから」が33.2%で続いた。

 市民ランナーが参加できる大会は東京マラソン以外にも数多く存在するが、「東京マラソンがほかの大会に比べて良い点」を聞くと、「沿道の応援」(80.9%)や「コース」(73.6%)、「ボランティアの数」(66.6%)などが上位に入った。

 インターネットによる調査で、対象は東京マラソン2011のフルマラソン完走者(20〜60代の男女)968人。調査期間は2011年3月。

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