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日経平均 | 9901.35円 | ▼145.84円 |
売買高 | 17億9526万株 | − |
売買代金 | 1兆1798億6500万円 | − |
値上がり銘柄 | 278銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1288銘柄 | − |
騰落レシオ | 109.80% | ▼14.39% |
好決算銘柄も多いのだが、物色が長続きせず、米国株安を嫌気して売られ大幅下落
米国株が大幅下落となったことから売り先行となりました。為替は比較的落ち着いていたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたのですが、世界的な景気鈍化懸念や米国でのデフォルト懸念が強まったこともあり、寄り付きの売りが一巡となった後も戻りは鈍く大幅安の水準で小動きとなりました。好調な決算、想定されたよりも堅調な決算を発表する銘柄も多かったのですが、発表した次の日はしっかりと反応するものの、1日立つと早くも手仕舞い売りが出るというような状況で冴えない展開が続きました。
後場もさらに下げ幅を拡大する場面もみられました。東証株価指数(TOPIX)が1%以上下落すると日銀がETF(上場投資信託)を買うという見方が広がっていたのですが、1%以上下落してもまとまった買いがみられないことから、見切り売りが嵩んで指数を下押したということなのだと思います。為替の動きなどは落ち着いており、取引時間中も好調な決算想定されたほど悪くない決算を発表する銘柄もみられたのですが、反応も限定的で相場全体の反転にはつながらず、指数の戻りも限られてしまいました。
小型銘柄も見切り売りに押されて軟調なものが多くほぼ全面安と言うような展開でした。それでも、東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅安となったものの、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調というに止まり、底堅さもみられました。先物はまとまった売り買いはいつものようにほとんどみられず、午後になってまとまった売りに指数が下押す場面もみられましたが、売りも限定的となっており、下値も限られました。
好調な決算への反応は鈍く、悪材料には敏感な反応となりました。円高を嫌気するという動きはあまりみられなかったのですが、米国への懸念、世界的な景気鈍化懸念から売り急ぐような場面もみられました。日銀のETF買いに期待した向きも肩すかしを食った形ですが、9800円〜900円水準の節目ではさすがに一気に割り込むということはなさそうです。今後も9800円〜900円水準を固めながら再度10200円〜300円水準の節目を目指すことになるのではないかと思います。
基準線まで一気に下落となりましたが、何とか基準線にサポートされました。RSIは上値余地はありながら下落が続き、ストキャスティックスは高値圏からの下落が続いて調整となりそうです。基準線にサポートされて反発となるか雲のサポートを確認することになるのでしょう。
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