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» 2011年07月26日 21時30分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:消去法的な日本買いも見られて堅調 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

市況概況

日経平均 10097.72円 △47.71円
売買高 16億4113万株
売買代金 1兆0830億9700万円
値上がり銘柄 939銘柄
値下がり銘柄 543銘柄
騰落レシオ 137.93% ▼0.14%

日経平均

欧米財政懸念が強まっているにも関わらず、消去法的な日本買いも見られて堅調

 米国株は債務上限の引き上げ問題が決着しないことなどから売られて軟調となり、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたのですが、いったん円高に振れる場面もあった為替が落ち着いたことや、好調な業績見通しを示す企業が多かったことなどから買い先行となりました。ただ、米大統領の演説が午前中に予定されていたこともあり、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りや見切り売りに押されて上値の重い展開となりました。米大統領の演説が特に債務問題に解決が見られるということでもなく、失望感から一時軟調となる場面もありましたが、日経平均10000円を意識する水準では売り急ぐ動きもなく底堅さが確認されました。

 後場はさらに昼の間にも主力銘柄の好業績が発表されたことなどもあって底堅く、先物にちょっとした買いが入ると買い戻しを急ぐ動きもあって堅調となりました。欧米の財政、債務問題などもまだまだ懸念され、ユーロはるのですが、取りあえずは足元の好な業績に素直な反応となって指数も堅調となりました。いくつかの主力銘柄に業績の上方修正などもみられたことから、他の銘柄を先回りして買おうという動きはないものの、売り急ぐこともなく、値持ちは良いのですが上値の重い展開となり、さすがに最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となりました。それでも、米国株安、円高気味という割には堅調と言えるでしょう 。

 リータンリバーサルと言うほど大げさでもないのですが、昨日まで「お役御免」とばかりに売られていた銘柄や、上げ一服となった小型銘柄に高いものがみられました。二部株指数や日経ジャスダック平均は高いのですが、昨日上昇していた東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は軟調となりました。先物は散発的にまとまった売り買いがみられるものの、大きく方向付けるような売り買いはほとんどみられませんでした。午後に入ってから買い戻しを急ぐ場面もありましたが、長続きすることもなく、あくまでも目先の売り買いが中心となっていたようです。

 朝方は円高一服となったことで買いが入ったのは理解できますが、午後になって円高にも関わらず輸出株などが好業績を好感して買われるなど、従来とは違う相場展開となっています。円高の影響が少ないこともありますが、これまで業績の上振れが期待されていたにもかかわらず買い手控えられていたものが主力銘柄の好調な決算、業績見通しをみて改めて買い直す動き、あるいは買い戻しを急ぐ動きとなったものと思います。欧米の財政問題、債務問題も決して対岸の火事ではないのでしょうが、取りあえずは足元の好調な決算に素直な反応となっているということなのでしょう。決算発表が本格化していく中で業績面からの見直しは続くのかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

 堅調となりましたが、まだまだもみ合いの範囲と言う感じで方向感がみられません。RSIは下げ渋りとなったのですが、まだ方向感は見えず、下落が続いているようでもあり、ストキャスティックスは高値圏になり、いったん基準線のサポートを確認するような調整もあるのかもしれません。値持ちの良い展開が続いても上値は重いと思われます。

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