コラム
» 2011年07月26日 08時00分 UPDATE

メディアとWebと人材と:100点満点の職場なんて(多分)無い (1/2)

「次はすべて自分の希望通りの職場に転職したい」と思ってはいても、そんな「100点満点の職場」はまず存在しないという筆者。“大事な何か”を得るために、“それほど大事ではない何か”を捨てる覚悟が転職には必要だと主張します。

[中嶋嘉祐,Business Media 誠]
誠ブログ

 これまで3回にわたって、就職や転職についてのお話をしてきました。

 →あなたは会社依存ですか、それとも自分依存ですか?――就職・転職前に考えてほしいこと

 →リーマンショック後、転職マーケットで起こったこと

 →“憧れの企業”に就職してはいけないワケ

 転職をするたびに「次はすべて自分の希望通りの職場に転職したい」と思っている人はいないでしょうか? 私自身が実はそのパターンだったのですが、転職して3社を経験してみて気が付いたのは、どの企業も一長一短だったということ。「100点満点の職場」を求めて転職するのではなく、“大事な何か”を得るために、“それほど大事ではない何か”を捨てる覚悟が転職には必要なんだと考えるようになりました。

 例えば、自分で裁量を持って働きたいのなら、今よりも規模の小さな会社やベンチャーに飛び込むことになるでしょう。そうなると、今勤めている会社ほど社会に対して影響力のある仕事ができるかどうかは不透明です。給料だって下がるかもしれません。「今より裁量を持って働けて」「会社のブランドがあって」「給料が上がって」「労働時間も少ない」といった条件を満たしている転職先が見つかることはまれなこと。繰り返しますが、転職する時には何かを犠牲にする覚悟が必要になります。

 先ほどの話に戻りますが、そもそも「100点満点の会社」なんてあるんでしょうか? 人によって求めるものが違いますので、ごくまれに見つけられる人もいると思います。ですが、ほとんどの人はどこかで我慢して、それでも自分が求めているものが今の会社にあるから勤め続けているのではないでしょうか。

 転職理由のホンネを掘り下げていくと、「今の会社のここが嫌」というネガティブな理由に行き着くことがあるでしょう。ですが、別の企業に転職しても「今の会社はここが嫌」と目に付いてしまうもの。そういうものだと割り切ることが大切なのだと考えます。

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