レビュー
» 2011年07月25日 16時28分 UPDATE

「FROGMAN」レビュー:ダイバー視点で見るG-SHOCK FROGMAN「GWF-1000」 (1/2)

G-SHOCK FROGMANといえば、タフネスがウリのG-SHOCKの中でも本格的なダイバーズウオッチとしてラインアップされる人気モデル。5代目となる「GWF-1000」をスキューバダイバー視点で体験してみた。

[岡田大助,Business Media 誠]
Frogman G-SHOCK FROGMAN「GWF-1000」

 腕時計の中に、ダイバーズウオッチと呼ばれるタイプのものがある。一般的な防水性能を備える腕時計よりも高い防水性能を確保し、スポーツマンっぽいイメージともあいまって人気も高い。

 ところが、スキューバダイバーの筆者の周りでは、ダイビング中にダイバーズウオッチを着けている人はほとんどいない。陸上では着けているのに、いざ潜ろうとなると外してしまうのだ。同じダイバーでも素潜りを楽しむ人は使っているのかもしれないが、残念ながら知人にフリーダイバーがいないので確認できない。

 仕事でグアムに行く機会が得られたので、モノは試しとばかりにダイバーズウオッチを着けて潜ってみることにした。今回、カシオ計算機からG-SHOCK FROGMAN「GWF-1000」を借りられたので、前編、後編の2回に分けてレポートしよう。

 前編では、「GWF-1000」の機能を写真とともに解説する。後編では、実際にグアムのビーチで潜ってみた、その使い勝手をレビューする。

Frogman グアム「ガンビーチ」

4代にわたるFROGMANの歴史を引き継いだ「GWF-1000」

Frogman G-SHOCK FROGMAN「DW-6300」

 G-SHOCK FROGMANといえば、1990年代のG-SHOCKブームを牽引した人気機種だ。いまでも機能特化タイプの「Master of G」シリーズの1つとして、GWF-1000シリーズを展開している。初代から数えると5代目だ。

 丸型非対称のケースデザインや200メートル潜水用防水性能は、1993年8月に登場した初代「DW-6300」シリーズから引き継がれている。この特徴的なケースデザインは、潜水艦のハッチをイメージしたというが、なるほど納得だ。

 ダイバーは、ネオプレーンというゴム素材のダイビンググローブを着けて潜ることが多い。夏場や南国の暖かい海では1.5ミリ厚の薄手のものを、冬場は極力海水が浸水してこないような厚手のものを身に着ける。FROGMANのボタン類は、このようなグローブを着けていても、水中で操作しやすいように大型になっている。また、手首を曲げたときに間違ってボタンが押されない場所に配置してある。

Frogman ケース左側の「ADJUST」「MODE」ボタン
Frogman ケース右側の「LIGHT」「LOG DATA」ボタン

 GWF-1000のケースサイズは58.3×52.8×18ミリ(縦×横×厚さ)、重さは115グラム。バンドは、ウエットスーツやドライスーツの手首の上から巻くのに十分な長さを確保している。また、2つに分かれた尾錠により、水中での脱落防止が考慮されている。今回、水中でGWF-1000を撮影するために外そうとしたのだが、ダイビンググローブを着けていることもあって、非常に難儀した。これだけがっちりと固定されていれば、うっかり水中で脱落するというのはまれだろう。

Frogman 「G」の刻印がある尾錠
Frogman 2穴タイプでがっちり固定する

Frogman G-SHOCK FROGMAN「DW-8200」

 ケースはチタン、文字盤右側の2つのビスはステンレス、ベゼルやバンドは樹脂と、海水に触れてもさびにくい素材で構成される。ケース素材にチタンを採用したのは、1995年に登場した2代目「DW-8200」から。

 ちなみに「DW-8200」は、1990年代の爆発的G-SHOCKブームを生み出した1本ともいわれており、いまでも人気がある。例えば、5代目の現行FROGMANが発売された後の2010年10月に、DW-8200のデザインをベースにした特別モデル「GF-8250-9JF」が発売されるといった具合だ。

 視認性を高めるELバックライトもDW-8200で追加された機能で、現行モデルでは自動的に周辺環境の明暗を検知し、暗い状況では腕を傾けるだけで液晶を光らせる「フルオートEL」になっている。

 データ機能面では、3代目「DW-9900」から採用されていたID機能がなくなった。一方で、従来1本しか記録できなかった潜水ログのメモリーが10本になった。後者はダイバーにとってはうれしい改良だ。潜水ログは、ダイビングを行った日付や潜水開始時刻、潜水時間が記録できる。

 一般的なスキューバダイビングのスケジュールは1日に2本潜る。人によっては3本目もがんばっちゃう人もいる。そして潜水データは、1日の最後にログブックに書き写すのが標準的だ。リゾート地で早朝や夕方、あるいはナイトダイビングまで欲張って1日に4本、5本という猛者は例外だとしても、直近の1本しか記録できない潜水ログ機能は、あまり役に立たなかったのだ。

Frogman G-SHOCK FROGMAN「DW-9900」
Frogman G-SHOCK FROGMAN「GW-200」

歴代FROGMAN
型番 発売時期 価格 主な特徴
DW-6300 1993年8月 1万8000円 G-SHOCK初の200メートル潜水用防水仕様 
潜水艦のハッチをイメージした丸型非対称のケースを採用 
裏ぶたに、空気タンクを背負った潜水ガエルを刻印
DW-8200 1995年6月 2万1000円 チタンケース、ELバックライトを搭載
DW-9900 1999年4月 2万1000円 小型化を実現 
オートEL機能 
パスポートナンバーや血液型、ダイビングの認定証である「Cカード」ナンバーを記憶する「ID機能」搭載 
プリセットされたダイビングポイント10都市の時刻表示
GW-200 2001年7月 2万5000円 タフソーラー 
フルオートEL機能
GWF-1000 2009年 6万8000円 世界6局の標準電波を受信するマルチバンド6 
潜水ログを10本まで記録 
ムーンデータ、タイドグラフ搭載 
裏ぶたの潜水ガエルのデザイン変更
       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

ITmedia 総力特集