7月16日に東京・六本木でオープンする「メルセデス・ベンツ コネクション」。カフェやレストランを備えるメルセデス・ベンツの情報発信拠点だ。そのオープン記念として7月20日まで、「Aクラスコンセプト」と「メルセデス・ベンツ B55」が展示される。
Bクラスに「B55」なんてモデル名があったっけ? 実は、B55はBクラスを生産しているラシュタット工場の若手エンジニア向け研修プログラムで開発されたワンオフカー。搭載するのは、5.5リットルV型8気筒エンジンだ。
本来、直列4気筒エンジンが納まるエンジンルームにドドンと鎮座するV8ユニット。もともとE550が搭載しているエンジンで、最大出力は285キロワット(387馬力)、最大トルクは530ニュートンメートルというスペックを持つ。
このB55、駆動方式はFRに、トランスミッションは7速ATに変更されている。ブレーキディスクは「C32 AMG」から移植され、18インチのAMG製アルミホイールを履いている。遠くから見ると普通のBクラスなのに、近寄ってみるとアレっと思う不思議なクルマだ。
時速300キロまで刻まれたスピードメーターやシートなどインテリアに変更はあるものの、キャビンやラゲッジの大きさはそのままだという。あくまでも若手エンジニアのモチベーション向上プログラムの一環で作成したクルマのため、市販の予定はないそうだ。
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