コラム
» 2011年07月14日 08時00分 UPDATE

メディアとWebと人材と:あなたは会社依存ですか、それとも自分依存ですか?――就職・転職前に考えてほしいこと (1/3)

学生が就職活動をする際、あるいは20代の若者が転職活動をする際、まず「企業に依存する生き方」をしたいのか、「自分に依存する生き方」をしたいのかを考えるべきという筆者。それぞれの生き方にはどのような違いがあるのだろうか。

[中嶋嘉祐,Business Media 誠]
誠ブログ

 学生が就職活動をする際、あるいは20代の若者が転職活動をする際、最初に考えてほしいのは、あなたが「企業に依存する生き方」(以下、企業依存)をしたいのか、「自分に依存する生き方」(以下、自分依存)をしたいのか、ということです。――と宣言した直後にアレですが、伝えたい内容は次の記事と大筋で同じです。

 →ちきりんの“社会派”で行こう!:働き方選択の将来的意味について

 ちきりんさんは「安定企業の正社員」「派遣社員やフリーター」「プロフェッショナル系の仕事や起業」という分類で話をされていますが、私は「転職市場でどのような評価を受けるか」という観点を軸にすえつつ、「会社依存」「自分依存」という分類で考えを述べさせていただきます。

「企業依存」「自分依存」とは何か?

 まず、企業依存と自分依存について、私の考えを語らせてください。

 企業依存とは、バブル以前から続く日本的な働き方と考えてください。主に著名な大企業で働くケースを想定しています。終身雇用を前提とし、その会社の中でキャリアをまっとうする。「どんな職種で働くか」よりも「どの企業で働くか」でキャリアを考える。企業に依存した生き方になります。

 対して自分依存では、所属する企業に依存せず、どこの会社であろうとも食っていける働き方を目指します。外資や中小企業、ベンチャーで経験を積み、会社の柱として、あるいはその道のプロとして働こうとする人を「自分依存な人」と呼べるでしょう。

「企業依存」「自分依存」で大事なこと

 企業依存という生き方を選んだ時、一番大事なのはキャリアスタート時の会社。「どの会社に入るのか」が最も大切です。企業依存で生きるのなら、就職時、もしくは30歳より前に行う最初の転職活動に全力を注いでください。

 なお企業依存の場合、「会社選択の自由」はあっても「職業選択の自由」はないと考えておいた方が良いでしょう(最近は新卒採用時に職種別採用もありますが)。会社の決定に従って、さまざまな部署をジョブローテーションで経験した後、「会社があなたにとって最適だと考える」職業を用意してくれます。

 一方、自分依存の生き方を選んだとしたら、できるだけ早めに30歳/40歳/50歳になった時のキャリアについて思いをはせるようにしましょう。自分の求める仕事に就くためにはどんなキャリアを積めば良いのか、各業界・職種に詳しい人材紹介会社の人に会って、話を聞いてみるのもオススメです。

 最近のドラゴンクエストでは、上級職に転職する時にはただレベルを上げるだけではダメで「スライムをスーパーハイテンション状態のドラゴン斬りで5匹倒す」「メタルスライムを魔結界を唱えたキャラで3匹倒す」といった条件が付いてきますよね。年を食ってからの転職もそれと同じ。上級職・専門職への転職を考える時には、いろいろと条件を満たしていないと書類選考の段階でNGにされてしまいますから。

       1|2|3 次のページへ

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集