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日経平均 | 9963.14円 | △37.22円 |
売買高 | 17億5194万株 | − |
売買代金 | 1兆0849億1500万円 | − |
値上がり銘柄 | 932銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 571銘柄 | − |
騰落レシオ | 133.99% | △2.09% |
昨日の大幅下落の反動や中国GDPを好感して、欧米株安、円高にも関わらず堅調
欧米株式が軟調となり為替が円高に振れたことから売り先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は売り越しにはなったものの金額では拮抗と売り急ぐ雰囲気でもなく、昨日の大幅下落の反動や為替も円安気味となったことなどから寄り付きの売りが一巡となった後は底堅い堅調な展開となりました。欧州金融不安を改めて織り込むというよりは、米国企業の決算が比較的好調とみられることや中国の経済指標の発表を控えて買い戻しもみられたのだと思います。
後場は中国のGDP(国内総生産)が予想を上回ったということから、買い戻しを急ぐ動きもあり、堅調となりました。ただ、さすがに最後まで買い上がるだけの材料とはならず、上値の重さを嫌気して手仕舞い売りもあり上げ幅縮小となる場面もありました。物色対象は相変らず絞り切れず、主力銘柄の水準訂正も一巡となったことで、値動きの良い銘柄を物色する動きはあるものの、業績面などを見直すような買い方もみられず、指数の上昇も限定的となりました。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われる銘柄もみられましたが、何かの材料で買われているというよりは値動きの良さに反応しているというだけの相場という感じです。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数は軟調、日経ジャスダック平均やジャスダックTOP20は堅調というように、指数はまちまちとなりました。先物はまとまった売り買いは朝方はみられたのですが、午後になってからはほとんどみられず、指数を動かすような場面もほとんどありませんでした。相場全体の方向を読み切れず、狭い範囲でのもみ合いとなった感じです。
海外動向に反応するというよりは目先の値動きに連れての動きが中心という感じです。それでも日経平均は節目とみられる9800円〜900円水準での底堅さを確認するような格好となっており、目先的な過熱感を冷ますように一気に反発となるというよりは押し目を確認する動きになるのだと思います。9800円〜900円水準を割り込むと今度は9500円〜600円水準の節目を試すことになるのでしょうが、これだけ円高になっても大きく下げることがないというのであれば、9800円〜900円水準を下値、10200円〜300円水準を上値とした水準にもみ合いの範囲を修正したとい見方も出来そうです。
堅調な展開で下げ止まりましたが、転換線を割り込み基準線まではまだ下値余地もあるような水準での下げ渋りであり、RSIやストキャスティックスもまだ下落が始まったばかりという感じでもあり、まだ下値を試すような動きはみられるのではないかと思います。基準線のサポートを確認するような動きとなるのでしょうし、基準線が上昇するまで、遅行線が日々線に絡むまでは調整が続くのだと思います。
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