スマートフォンはケータイに比べてバッテリーの消費が速い傾向がある。まずは、バッテリーの使用状況を確認しておこう。
iPhoneは「設定」→「一般」→「使用状況」で確認可能。最上部にある「バッテリー残量(%)」をオンにすると、画面上部のバッテリー残量が「%」で表示されて分かりやすくなる。Android端末は「設定」→「端末情報」→「電池使用量」の順にタップ。電力を無駄に消費しているアプリケーションがないか確認しよう。
マップなどの位置情報サービスで利用するGPSは電力消費が多い機能の1つだ。利用しない場合はオフにしておこう。iPhoneは「設定」→「位置情報サービス」の順にタップし、「位置情報サービス」をタップしてオフになる。Android端末は「設定」→「位置情報とセキュリティ」に進み、「GPS機能」のチェックボックスをタップする。
iPhoneのメールアプリなどは、一定の間隔で新しいデータを取得しているので、取得頻度が高いほど、バッテリーは減りやすくなる。頻繁にデータを取得する必要がなければ、メールなどのデータの取得方法「フェッチ」を「手動」にしておこう。メールアプリの場合、手動にすれば、アプリを起動しないと新着メールを受信しない。Yahoo!やMicrosoft Exchangeなどプッシュメール対応のアカウントを設定している場合、新着メールを逐一確認する必要がなければ「プッシュ」をオフにしておきたい。
iPhoneアプリの中には、新規のメッセージが届いた場合にそれを自動で知らせる「プッシュ通知」に対応しているものが多数ある。これらのプッシュ通知機能もオフにすることで、バッテリーを節約できる。オフにするには「設定」→「通知」をタップし、「通知」をオフに切り替える。
iPhoneでは、楽曲を再生する際にイコライザ設定を利用すると、バッテリーの消耗が速くなることがある。音質にこだわる必要がなければオフにしておこう。オフにするには、「設定」→「iPod」→「イコライザ」の順にタップし、「オフ」を選択する。
Androidアプリの中には、ホームキーを押してアプリを終了したと思っても、実際にはバックグラウンドで起動し続けるものが多い。知らず知らずのうちに電力を消費してしまうので、使用していないアプリはこまめに終了しよう。実行中のアプリは、「設定」→「アプリケーション」→「実行中のサービス」で確認可能。使っていないアプリを選択すると終了できる。
いちいち「設定」からアプリを終了するのが面倒な場合は、タスク管理アプリを利用すると便利。自動的に使用していないアプリを終了できる。「Commantalb」「TaskControl」「Automatic Task Killer(日本語版)」「Advanced Task Manager」などを活用してみよう。
Android端末はGmailやアドレス帳、カレンダーなどのデータを自動で同期できるが、定期的にデータを取得するため電力の消費量がやや増える。自動同期をする必要がなければオフにしておこう。Googleアカウント全体の自動同期設定をオフにするには、「設定」→「アカウントと同期の設定」の順に進み、「自動同期」をオフに切り替える。また、利用頻度がさほど高くないサービスの自動同期設定をオフにするのも効果的だ。
サービスを選んでオフにするには、「アカウント管理」の項目にある任意のアカウントをタップし、次画面で同期をオフにするサービスを選択する。
Android 2.1以降の端末は、タッチすると画像が動く「ライブ壁紙」に対応している。見た目に楽しい機能ではあるが、バックグラウンドで常駐するため、画像のみの壁紙と比較すると、バッテリーの消費量は多くなってしまう。画面にホーム画面を表示した状態でメニューキーを押し、「壁紙」→「ギャラリー」などから静止画を選択しよう。
CDMAとGSMの2つの通信方式に対応したAndroid端末は、3Gを利用している日本国内でもGSMの電波を探しているため、その分、バッテリーを消費している。日本国内での利用がメインであれば、GSMの設定はオフにしておこう。「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークモード」の順に進み、「3Gのみ」を選択すると、GSMの設定がオフになる。
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