英語面接で気を付けたい12のポイントビジネス英語の歩き方(2/2 ページ)

» 2011年07月06日 08時00分 公開
[ラース・レイフィールド,Business Media 誠]
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7.Keep answers focused - answer the question then explain(答えは的を絞って――説明は質問に答えてから)

 質問に答える場合(特に米国人に答える場合)、英語面接では的を絞って答えることがとても重要です。まず質問に答え(質問だけに答え)、それから必要に応じて補足を加えてください。最初に質問に答えることは最も重要です。なぜならそれで、あなたが論理的なマインドの持ち主であることが分かるからです。

8.Eye contact(アイ・コンタクト)

 目は、面接で役に立つツールで、自信にあふれたイメージを表現するのに使えます。あいさつ、握手、そして仕事に関する質問の間は、必ず相手と視線を合わせるようにしてください。それも自信にあふれたイメージを強めるため必ず笑顔で! 難しい質問を受けて遠くを見ると、あなたのイメージは悪くなります。日本の面接でアイ・コンタクトは重要視されませんが、これは本当のことです。

9.We/I talk about individual achievements and not team achievements(話題は個人の業績であり、部門の業績ではない)

 日本人はあまり自分のことを自慢したり、売り込んだりしたがりません。しかし、面接官に自分がベストな応募者であることを説明できる時間は短いのです。私が指導してきた多くの人は、自部門の業績について話そうとしました。しかし、あなたは今、自分自身を売り込んでいるのです。答えは「あなたたちがしたこと」ではなく「あなたがしたこと」に集約してください。

10.Use the correct tense(時制は正確に)

 今、勤めている会社の仕事について説明する場合、時制は現在完了形か現在完了進行形を使うように気を付けてください。そうすることで、あなたがまだ、会社でそれらの仕事を続けていることがはっきり分かります。次の事例をご参考に。

 「JAC recruitment has employed me for the last 3 years as a salesperson(ジェイエイシー リクルートメントは3年間、私を営業職として雇っています)」

 「I have been negotiating with overseas for the past 2 years(私は2年間、海外営業をしてきました)」

11.dress one level above the client(面接官より1レベル上の服装で)

 服装については、私はいつも面接官よりレベルを1つ上げるように言っています。もし面接官がジーンズとTシャツならば、あなたはスマートカジュアル(例えばポロシャツとスラックス)にするべきで、面接官がスーツを着ているなら、あなたもスーツの方がいいでしょう。

 もちろん、その会社のカルチャーを調べることは重要で、気の利いたコンサルタントならこの点についてもアドバイスをくれますが、結局これは常識の問題で、もし不安ならスーツとタイがベストです(タイとカフはアクセントをつけたカラーで個性を出すことを忘れずに)。

12.Facebook(フェイスブック)

 最後に、ソーシャル・ネットワークでの活動についてよく覚えておいてください。もしFacebookなどでアカウントを持っているなら、トラブルになるようなことは何も言わないように。

 当たり前かもしれませんが想像してみてください。せっかく面接は合格したのに、Facebookで友達に「面接官が間抜けな髪型をしていた」と言ったばかりにご破算になってしまった時のことを!

 ――この記事が参考になったら幸いです、あなたのこれからのキャリアに最高の幸運が訪れますように。

著者プロフィール:ラース・レイフィールド

英国シェフィールド大学の東アジア研究学科を首席で卒業後、ジェイエイシー リクルートメント入社のため来日。現在は英語教授法資格(TEFL)を持つコンサルタントとしてインターナショナル・チームに所属。外資系企業の人材採用支援を主業務としながら、日本人の英語面接指導も担当している。


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