調査リポート
» 2011年07月05日 15時13分 UPDATE

リーマン・ショック時ほどは減らない!?――JTB夏休み旅行動向調査

JTBは「2011年夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向」見通しを発表。総旅行人数は前年比2.8%減の7458万人と2年ぶりに減少、特に海外旅行人数は同5.8%減の228万人と大きく減少すると予測した。東日本大震災の影響で、地域によって予約状況は異なっているようだ。

[Business Media 誠]

 JTBは7月4日、「2011年夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向」見通しを発表した。1200人から回答を得た旅行動向アンケート、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向から推計した調査で、総旅行人数は前年比2.8%減の7458万人と2年ぶりに減少すると見込んだ。特に海外旅行人数は同5.8%減の228万人と大きく減少すると予測している。

 しかし、東日本大震災の影響で減少はするものの、リーマン・ショック後の不況や新型インフルエンザの影響が大きかった2009年の夏休みの総旅行人数(7353万人)は上回るようだ。「東日本中心に節電対策などで休暇スケジュールが変更になっていることから、間際申し込みの傾向が高まり、7月以降の間際予約が増加すると見込まれる」(JTB)

 地域によって旅行の予約状況にも差が出ているようで、JTBでは「震災の影響を大きく受けた東日本ではやや出遅れている一方、比較的軽微だった西日本では国内・海外ともに堅調。特に中部空港発の予約は好調で、東海地方は製造業従事者の比率が高いため、早期に休みが確定している人が多いと推測される」とコメントしている。

ah_natu1.jpg 2011年夏休みの旅行動向数値(出典:JTB)

上海万博の反動で中国向けは大幅減

 旅行先では、国内では「涼しい観光地や温泉地でゆっくりしたいという意向が強い」(JTB)ことから、首都圏からは軽井沢や蓼科などの信州の観光地、立山・黒部アルペンルートが人気。大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の影響で滋賀県長浜地区も好調なほか、3月に鹿児島までの全線が開通した九州新幹線を利用した九州方面への旅行も、熊本や鹿児島方面を中心に人気を集めているという。

 海外旅行先では、韓国ドラマやK-POPなどで身近になった韓国が前年比5.2%増の40万1000人、羽田空港国際化で航空便の増えた台湾が同8.4%増の14万2000人と見込んでいる。一方、2010年に開催された上海万博の反動もあって、中国は同32.0%減の27万4000人と大幅に減少する見込みだ。

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ah_natu3.jpg 2011年夏休み(7月15日〜8月31日発)の海外旅行人数推計(出典:JTB)

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