草食系男子ではない? 主導権をとってくれる“リード系男子”に注目(1/2 ページ)

» 2011年06月27日 18時00分 公開
[Business Media 誠]

 東日本大震災の発生後、独身者の結婚観にどのような変化が出ているのだろうか。首都圏に住む男女の震災前後の結婚観を比較してみると、「理想の人が現れるまで、結婚しない」(震災前46.4%→震災後40.8%)は減少する一方、「理想の人でなくても妥協して結婚する」(7.5%→12.1%)は増加していることが、アクサ生命の調査で分かった(参照リンク、PDF)

 昨年アクサ生命は働く独身女性を対象に、結婚の条件などを調査。かつての「三高(高収入、高学歴、高身長」は影をひそめ、「価値観が合う」「金銭感覚が一致している」「雇用形態が安定している」がトップ3にランクインした。その頭文字から結婚の「新御三K(価値観、金銭感覚、雇用形態の頭文字)」を提唱した。しかし今回の調査では3位に「健康である」(58.7%)、4位に「頼りがいがある」(57.8%)が急上昇。

独身女性が結婚相手に求める条件(出典:アクサ生命)

 「震災後、『新御三K』の一角は『雇用形態のK』から『健康のK』に取って代わっている。震災前は女性の意見を尊重し、受身でいる草食系男子がもてはやされたが、震災を機に身体が丈夫で頼りがいのある、“リード系男子”が求められているのかもしれない」(アクサ生命)

震災後の配偶者に対する評価

 震災は人との関係にどのような変化をもたらしたのだろうか。震災時の夫もしくは妻の対応を見て「見直した・尊敬した」と答えた人は85.4%。夫婦別にみても、「夫を見直した」(81.7%)、「妻を見直した」(89.5%)と、どちらも高い割合となった。

 一方、震災によって「配偶者との離婚を考えた」という人は11.5%。夫との離婚を考えた妻は11.3%。「妻との離婚を考えた夫は11.5%となっており、ポジティブに見直した人ばかりではないようだ」(アクサ生命)

震災後の配偶者に対する評価(出典:アクサ生命)
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