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日経平均 | 9578.31円 | ▼100.40円 |
売買高 | 16億3253万株 | − |
売買代金 | 1兆0060億7000万円 | − |
値上がり銘柄 | 418銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1122銘柄 | − |
騰落レシオ | 105.20% | △0.75% |
米国株安や先週の株高の反動から大幅安
週末の米国株が軟調、大幅安となったことから日本市場も売り先行となりました。それでも寄り付きは週末のヘッジ売りの買い戻しなどで底堅い始まりとなりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたことや先週末も米国株安にもかかわらず堅調となっていた反動などから手仕舞い売りや見切り売りも嵩み下げ幅を広げ、大幅安となる場面もありました。売り急ぐ動きや改めて売り叩くような動きはないのですが、買い気に乏しい中で軟調な展開が続きました。先週堅調となっていた値がさハイテク銘柄が米国ハイテク銘柄が売られたこともあって軟調となり、指数を押し下げる要因の一つとなっていました。
後場も引き続き買い気の乏しい展開で冴えない動きが続きました。好業績などの好材料が出て買われる銘柄も散見されましたが、物色の広がりがみられるような市場環境でもなく、指数の下支えにはなっても押し上げるだけの動きはありませんでした。為替に大きな変化がみられるでもなく、政局の進展がみられるわけでもなく、原子力発電所事故に進展がみられるわけでもなく、持高調整の売り買いが出ているようでもなく、手掛かり難のなか指数は小動きとなりました。最後は戻りの鈍さを嫌気した売りに押されて見切り売りも嵩み、大幅安となりました。
小型銘柄はまちまちとなりました。東証マザーズ指数は軟調となりましたが、日経ジャスダック平均やジャスダックTOP20は代替エネルギー関連銘柄の反発などもあって、堅調となりました。先物は朝方のヘッジ売りの買い戻し以外はまとまった売り買いはほとんどみられず、散発的にまとまった売り買いがみられましたが、指数を大きく動かすようなこともありませんでした。
先週末は米国株安にもかかわらず買い戻しなどもみられて堅調となりましたが、週が替わると買い戻し一巡感もあって軟調となりました。6月という決算月であることから、月末を意識した動きとなる可能性はありますが、ファンドなどの手仕舞いの動きもみられるのではないかと思います。これまですでにQE2(量的緩和)終了も絡めて、手仕舞いの動きはあったのだと思いますが、「お化粧買い」への期待が高まる一方で、手仕舞い売りが最後まで続く可能性もありそうです。ただ、いずれにしても目先の需給要因で右往左往することには違いなさそうで、目先の動きに振りまわされないようにしたいものです。
雲の上限に上値を押さえられて調整となりました。遅行線も日々線の下落に合わせて絡むような動きとなっています。明日堅調となるようであれば遅行線が日々線を抜けたとみて、底入れ感が強まったとなるのでしょう。ただ、明日も軟調となるようであれば、遅行線が日々線に絡みながらの動きが続くことになり、雲の下限や基準線にサポートされながらも調整が続くことになるのでしょう。RSIは上値余地もあるのですが方向感はなく、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、雲の上限で上値を押さえられてのもみ合いが続きそうです。
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