操作性を改善、対応機種を拡大――「ATOK for Android」正式版が登場

» 2011年06月22日 12時48分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 「ATOK for Android」のテンキー

 ジャストシステムは6月22日、Android搭載スマートフォン向けに日本語入力システム「ATOK for Android」の正式版をAndroid マーケットで販売開始した。価格は1500円だが、同日から6月27日午前10時まで発売記念キャンペーンを実施し、期間中は980円で販売する。

 これまで提供していた「ATOK for Android[Trial]」から対応機種を拡大し、ドコモ、au、ソフトバンク機種に加え、イー・モバイルやb-mobile機種でも利用可能になった。動作確認済み機種は、ドコモがXperia SO-01B、GALAXY S SC-02B、GALAXY Tab SC-01C、LYNX 3D SH-03C、REGZA Phone T-01C、MEDIAS N-04C、Xperia arc SO-01C、AQUOS PHONE SH-12C。auがIS03、REGZA Phone IS04、IS05、SIRIUS α IS06、HTC EVO WiMAX ISW11HT、MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M。ソフトバンクがHTC Desire HD 001HT、GALAPAGOS 003SH、DELL Streak 001DL、Libero 003Z。イー・モバイルがHTC AriaとPocket WiFi S。b-mobileがIDEOSとLight Tab。対応OSはAndroid 1.6/2.1/2.2/2.3/3.0/3.1。

 ATOK for Androidでは、トライアル版のATOK for Android[Trial](以下、Trial)のユーザーから寄せられた要望や意見を参考にし、すべての動作確認済み機種で操作性が向上しているという。テンキーとQWERTYキーボードの縦画面と横画面ごとのサイズをスライダーを使って詳細に変更できるほか、画面デザインはTrialよりも多い6種類から選べる。Trialで登録した単語や学習内容の引き継ぎもできる。ATOKからマッシュルームアプリを起動できるプラグイン「ATOKダイレクト for マッシュルーム」も搭載し、郵便番号から住所を変換、アドレス帳からメールアドレスを引用するといった操作が可能になる。「ケータイ入力」「ジェスチャー入力」「フリック入力」「QWERTYキーボード入力」や、英語の予測変換も健在だ。

 今後は新たに発売されるスマートフォンやOSの更新状況に合わせ、有償でATOK for Androidの最新バージョンを提供していく予定。また、今後提供予定の月額版では、月額課金のサービスとして、新機種やOSへの対応を順次行う。あわせて、ATOK for Androidを15日間無償で利用できる「ATOK for Android お試し版」も7月1日から配信する。なお、Trialの使用期限は6月30日まで。

photophotophotophoto ジェスチャー入力のフラワータッチ(写真=左端)。英単語の予測変換も可能(写真=左中)。左下のアイコンを長押しすると、マッシュルームや絵文字などの操作パネルを切り替えられる(写真=右中)。キャリアごとの絵文字入力にも対応している(一部機種を除く)(写真=右端)
photophotophotophoto ATOK for Android Trialにはないテーマ「若葉」「紅花」「炭」を選べる(写真=左端)。こちらは「若葉」を設定したもの(写真=左中)。キーサイズをスライダーから変更できる(写真=右中)。こちらは一番小さくしたもの(写真=右端)

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