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日経平均 | 9354.32円 | △2.92円 |
売買高 | 16億2503万株 | − |
売買代金 | 1兆0055億6200万円 | − |
値上がり銘柄 | 958銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 540銘柄 | − |
騰落レシオ | 89.08% | △6.19% |
週末の米国市場も方向感はなく、その地合いを引き継いで堅調ながらも方向感に乏しい冴えない展開
週末の米国市場はまちまちとなり、為替も方向感が見られず手掛かり難の始まりとなりました。寄り付き前に発表された貿易赤字が過去2番目の水準とされたのですが、特に材料視されることもなく、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたことや週末のヘッジ売りの買い戻しなどもみられ買い先行となりました。ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は買い上がるだけの材料にも乏しく、売られ過ぎた銘柄の修正などはみられましたが積極的に買い上がることもなく堅調ながらも方向感に乏しい展開となりました。
後場も方向感に乏しい展開でしたが、上値の重さを嫌気して手仕舞い売りが嵩む場面もあり、上げ幅を縮小する場面もありました。好材料にも悪材料にも反応しきれず、市場全体の方向感には乏しい展開となりました。週末の終値を意識する水準では売り急ぐ動きもなく、結局最後まで方向感はみられませんでした。電力株が経済相の発言で全面的に大幅高となりましたが、電力不足が解決したわけでもなく、市場全体をけん引することもありませんでした。
小型銘柄はまちまちの展開となりました。特に材料に反応するというよりは値動きの良いものが買われ、悪いものやここのところ大きく買われていたものが売られるという状況でインターネット関連銘柄などに売られるものがみられました。日経ジャスダック平均は小幅高となったのですが、東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅安、二部株指数も軟調となりました。先物はまとまった売り買いは朝方持高調整の売り買いがみられた他はほとんどみられず、指数の方向感を示すようなこともなく、小口の小掬い商いが中心となっていたものと思います。
米国のQE2終了を織り込む動きとなっているのだと思います。日本では依然として政局は混乱、先が見えない状況が続いており、後は米国などでQE2終了後の動きがどうなるのか、ということが気になるのではないかと思います。米国でもFRB(連邦準備理事会)が何をしたいのか、どうするのか、でセンチメントが大きく変わると思われますが、日本市場ではそのFRBの政策をみて動いた米国株などに反応するしか、相場が大きく動く材料がみえないというところだと思います。復興政策などがはっきりと示されるとか、原子力発電所問題の解決の兆しがみられるということでもないと引き続き指数はもみ合いのなかで方向感に乏しい展開となるのでしょう。
先週末の陰線の中で小動きとなりました。RSIもストキャスティックスも下落となって、下値余地もあり、基準線や雲に上値を押さえられた格好でもあり、まだもう少し下値を探るような動きは続くのではないかと思います。
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