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日経平均 | 9351.40円 | ▼59.88円 |
売買高 | 19億4417万株 | − |
売買代金 | 1兆2391億4900万円 | − |
値上がり銘柄 | 289銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1252銘柄 | − |
騰落レシオ | 82.89% | △0.68% |
米国株がまちまちで日本市場も方向感が見られず、週末の手仕舞い売りに押されて軟調
米国株はまちまちで為替は円高気味ということでしたが持高調整の買いが入ったようで、寄り付きは買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が株数では買い越し、金額では売り越しと伝えられたように方向感のない展開で指数は前日の終値を挟んで小動きとなりました。週末ということで、手仕舞いの売り買いが中心で、それでなくても売り買いの手掛かりに乏しいところで売買高も少なく、指数にも動きはみられませんでした。幕間つなぎ的に買われていた代替エネルギー関連銘柄なども週末ということで手仕舞い売りに押されるものも多く、押し目を買うというよりは戻りを売りたいということで全体の方向感はみられませんでした。
後場も引き続き指数に大きな動きはなかったのですが、週末の手仕舞い売りに押されながらじり安となりました。手仕舞いの買い戻しが入ると下げ渋り、戻りの鈍さを確認しては手仕舞い売りが出るという感じで、盛り上がりに欠ける展開のなかで買い手控え気分も強く、ちょっとした手仕舞い売りに下げ幅を広げる銘柄などもみられました。ユーロがじり安となったことも手仕舞い売りを急がせる要因となりましたが、週末に持高をしっかりと維持するほどリスク許容度があるということではないので、ユーロも含めて手仕舞いを急ぐ動きとなったものと思います。
小型銘柄も軟調となるものが多く冴えない展開となりました。これまでも手掛かり難の中で幕間つなぎとして買われていた銘柄が多かっただけに週末ということだけで手仕舞いの売りがでたものと思います。先物はまとまった売り買いも散発的にみられましたが方向感を持っての売り買いというよりは目先の持高調整という面もあるのではないかと思います。午後になってからは手仕舞い売りやヘッジ売りも嵩んで指数の上値を押さえ、じり安となる要因の一つとなった面もあると思われます。
いよいよ米国ではQE2(量的緩和)終了を織り込む動きとなって来ましたが日本では相変らず復興に対する道筋も見えず、政策の方向性がみられないことから、指数も方向感に乏しい展開となっています。大震災以降同じような水準で3カ月間のもみ合いとなっていますが、政策に方向感がみられないことから、物色対象も絞り切れず売られれば買われ、買われれば売られるというような相場となっていますが「もうはまだなり、まだはもうなり」ということではないですが、ここからは何かのきっかけで方向感がみられるのではないかと思います。政策待ちというよりは政策への催促相場のような格好で、外部要因をきっかけに動き始めるのかもしれません。
雲に上値を押さえられた格好となりました。戻りかけていたストキャスティックスも方向感はなく、RSIは相変らず方向感はみられません。かなりもみ合いも煮詰まっている感じですが、まだ雲に押さえられながらの調整が続くのでしょう。雲のねじれの日柄になって動きが出て来るか、その前に遅行線が日々線にからみながら動き出すかもしれません。
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