“黒い森のエコツーリズム”ってナニ?まとめ読み!誠 PDF

» 2011年06月17日 08時00分 公開
[Business Media 誠]

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 以下「観光とエコロジーの両立を目指して――ドイツ・黒い森のエコツーリズム(前編)」(2008年9月9日)の冒頭部分を再掲します。「まとめ読み!誠 PDF」をダウンロードすると、松田雅央さんの記事をまとめて読むことができます。

ヘミングウェーゆかりの地

 「エコツーリズム」と呼ばれる新しい観光スタイルがある。

 豊かな自然を生かしたエコツーリズムは、訪れる人に従来の観光の枠を超えた体験と感動を与えるだけでなく、観光地にも社会活性化の大きな可能性を開いてくれる。エコツーリズムは「エコロジカルな観光資源を利用した持続可能な地域社会への取り組み」と表現してもいい。

 今回、全国大学生活協同組合連合会が主催するテーマのある旅「森林の楽校」に同行し、ドイツ・黒い森(シュヴァルツヴァルト)にある町ゲンゲンバッハのエコツーリズムを体験した。今号と次号の2回に渡り、ゲンゲンバッハの取り組みを例としてドイツにおけるエコツーリズムの現状をレポートする。


 森と草原が広がり大小の川が流れる黒い森+は、緑豊かな景勝地・保養地として世界にその名を知られている。文豪ヘミングウェーが黒い森を気に入り、作品の中で取り上げたのがきっかけとなって一気に知名度が上がった。

 名前にある“黒”の由来は「トウヒやモミなどの針葉樹が多いため、森が黒く見えるから」とよく説明されるが、それとは別に次のような説もある。うっそうとしたこの森は、昔、あまり人が入り込まない謎めいた土地だった。そんなおどろおどろしいイメージから、いつしか黒い森と呼ばれるようになったというもの。真偽は定かでないが、後説の方が神秘的でずっと面白いのではないか。

 西をフランスに、南をスイスに接する黒い森は、南北165キロメートル×東西20〜60キロメートルの長方形をしている。高原状の土地には森林だけでなく牧草地、畑地、街、そして工業地帯もあり、決して一様に森が広がっているわけではない。

 黒い森の人々は伝統的に林業、畜産業、農業を生業とし、13世紀ごろからはガラス製造、炭焼き、製鉄が始まった。近世に入ると時計製造、精密機械業などが興り、今もハト時計は代表的な民芸品として観光客に人気がある。(続きは「まとめ読み!誠 PDF」で

ゲンゲンバッハの木組みの家

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