帽子デザイナー 平田暁夫の偉大さを知っているか（2/2 ページ）

[草野恵子，エキサイトイズム]

　エレガントでモード。それでいてどこかユニークな部分を持ち合わせる、平田暁夫氏の魅力的な帽子。本展は、80歳を超えた現在でも現役デザイナーとして活躍する彼の、70年に及ぶ創作の歴史を凝縮した内容となる。所蔵作品に新作も多数加え約100点を展示。さらには実物で制作過程を再現し、伝統的な帽子作りの神髄に迫るコーナーも設けられる。

　会場構成を手がけるのはnendoの佐藤オオキ氏。加熱プレス成型加工ができる高機能不織布“スマッシュ”の機能を駆使し、「ヒラタ ノ ボウシ」の世界観をあっと驚く独創的な空間で展開させるという。

　現在、同展にあわせて6月29日まで、東京・表参道のISSEY MIYAKE / AOYAMA（women/men）、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMAで、佐藤オオキ氏による“ヒラタ ノ ボウシ”仕様のスペシャルウィンドウディスプレイも展開中。

　技術に裏打ちされた、夢のある帽子の世界を堪能できる「ヒラタ ノ ボウシ　平田暁夫帽子展」。会期は6月15日から。