大学生に聞く就職ブランドランキング、1位は「三菱東京UFJ銀行」

» 2011年06月13日 13時07分 公開
[ITmedia]

 現在就活中の学生はどの企業に就職したいと考えているのだろうか。2012年春卒業予定の大学生または大学院生に聞いたところ、トップは「三菱東京UFJ銀行」であることが、文化放送キャリアパートナーズの調査で分かった。「昨年のランキングでは前半1位、後半2位。2位以上維持し続けているのは、根強い金融業界人気であることと、金融トップのブランド力が学生に浸透しているから」(文化放送キャリアパートナーズ)と分析している。

 2位には「明治グループ(明治・Meiji Seikaファルマ)」がランクイン。男子15位、女子2位、文系9位、理系1位と全てのカテゴリーで、高い順位を獲得しているのが同社の特徴だ。3位は「集英社」。「累計発行部数2億冊以上を誇る『ONE PIECE』など、集英社は強力なコンテンツを持っているので学生へのアピール力が高い」(同)という。

 以下「全日本空輸(ANA)」「JTBグループ」「オリエンタルランド」と続いた。

就職ブランドランキング(総合、出典:文化放送キャリアパートナーズ)

男女別のランキング

 男女別にみると、男子は3位の「伊藤忠商事(総合19位)」、9位の「三菱商事(同30位)、12位の「丸紅(同28位)」と総合商社の人気が目立った。また2位の「東日本旅客鉄道(同14位)、16位の「東海旅客鉄道(同32位)などJR勢の人気も高い。一方の女子は7位「資生堂(同20位)、8位「カネボウ化粧品(同26位)」の人気が高く、男女の関心の違いがそのまま出た形だ。

就職ブランドランキング(男子、出典:文化放送キャリアパートナーズ)

 インターネットによる調査で、2012年春に卒業予定の大学4年生または大学院2年生7038人が回答した。この調査は学生が企業イメージと仕事イメージのどちらを企業選択時に重視したかという回答によって算出。企業イメージのみで投票した場合は就職者誘引度0、仕事イメージのみで投票した場合は100とし、得票平均値を就職誘引度とした。調査期間は2010年12月1日から2011年5月15日まで。

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