購入したPB商品、カップラーメンやヨーグルトの割合が増加

» 2011年06月10日 13時47分 公開
[Business Media 誠]

 スーパーやコンビニなどで、専用のコーナーが作られていることもあるPB(プライベートブランド)商品。消費者は各プライベートブランドをどのくらい知っているのだろうか。

 クロス・マーケティングがプライベートブランドの認知率※を調べたところ、イオン「トップバリュ」は89.5%と10人に9人が知っており、セブン&アイ「セブンプレミアム」も52.7%と半数を超えていることが分かった。

※認知率……助成想起率(「言われれば分かる」という割合)を調べた。

 一方、「セイコーマート」は全国での知名度は11.1%だったが北海道では81.4%、ユニーの「e-price」は全国で10.8%だったが東海地方では39.1%、「Vセレクト」も全国では9.3%だったが東海地方では40.9%と、地域によって認知度が大きく異なるプライベートブランドもあるようだ。

プライベートブランドの名前の認知率(出典:クロス・マーケティング)

「カップラーメン」や「ヨーグルト、チーズ」を購入した割合が大幅増

 どんなプライベートブランド商品に人気があるのだろうか。「直近3カ月以内に購入したプライベートブランド商品」を聞くと、最も多かったのは「牛乳」で37.7%。以下、「カップラーメン」が33.6%、「お茶系飲料」が31.1%、「ヨーグルト・チーズ」が29.2%、「ドレッシング・マヨネーズ類」が22.1%で続いた。

 いずれの項目の割合も前年調査より増加しており、プライベートブランドの普及が進んでいることがうかがえる。中でも「カップラーメン」は8.7ポイント増、「ヨーグルト、チーズ」は10.8ポイント増と大きく伸びているようだ。

 インターネットによる調査で、対象は全国の男女1166人。調査日は5月25日。

購入したプライベートブランド商品(クリックで拡大、出典:クロス・マーケティング)

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