中山:星野さんって、あまり考えすぎないというか、女性に対して細かい注文をしないですね。
星野:強いて言えば、タバコを吸う方は個人的に苦手ですが、それ以外はとやかく言わないですねえ。
中山:そうなんですか。執着心が薄い印象も受けます。
星野:人間なんて、自分の人生すら思い通りにできないでしょう? だったら、相手のいる結婚とか恋愛のコントロールなんてできっこない。カネ、権力、腕力、何をもってしても、人の心を支配するのは不可能ですから。
中山:やはり、年齢と(実際の結婚の)経験がそう言わせるのでしょうか?
星野:心のどこかで、どうせ人間なんて欠陥だらけだしって思っている部分はあります。学んで変化、成長する生き物でもありますが。
中山: 改まってそう言われると切ない気分になりますが、確かにおっしゃるとおりです。
星野:伴侶選びは、理論や数字で割り切れない。だから、自分と相手の本能と直感を信じます。最後は、それしかないでしょう。
中山:自分からアクションをするとなると、失恋することや、気にかけてくれないとか、傷つくこともありそうです。
星野:うん、それはあるでしょう。きっと何度もね。でも、僕だったら相手から断られることを、いちいち気にしないです。縁が無かったと割り切って、考えすぎないこと。
中山:このご意見は、もれなく全ての取材対象の方がおっしゃる言葉です。安全地帯に留まってリスクを冒さずして、恋愛は発生しないのでしょうね。
星野:傷つくことは、前提として起きると思っておくほうがいいでしょうね。考えてもみてください。声をかける全ての女性に好かれて、モテまくるほうがどうかしているでしょう? 少々フラレてふつうでしょう?
中山:おっしゃるとおりですね。モテまくるイケメンに生まれ変わりたいです(笑)。
星野:男として成長するため“肥やし”だと思って、せいぜい失恋しては立ち直る。これを繰り返しましょうよ。で、いつか相思相愛になれるときが来る。僕が若返ったら、ぜったいにそうしますね。
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