もし就職先が決まらなかったらどうしますか? 現在就職活動をしている学生に聞いたところ「卒業後も就職活動を続ける」と答えたのは36.3%であることが、毎日コミュニケーションズの調査で分かった。文系・理系別にみると、文系は41.9%だったが、理系は31.5%。
この結果について、毎日コミュニケーションズは「厚生労働省が卒業3年以内の既卒者は新卒枠で応募受付するよう経済団体に要請した影響などが考えられる。前年までであれば就職留年や進学で大学に残っていた学生が、これからは卒業後も継続して活動を行う可能性がある」と分析した。
「卒業後も就職活動を続ける」に次いで多かったのが「進学(留学・大学院)」(14.2%)。以下「公務員試験受験」(13.3%)、「フリーター」(12.3%)と続いた。
企業へのエントリーや企業研究などを開始した時期は「3年(院1年)の10月」(50.3%)が最も多く、次いで「3年(院1年)の6月」(11.0%)。インターンシップの開始などに伴い活動を始めた学生が多かったようだ。
また、実際に就職活動を行ったうえで最適だと思う時期についても「3年(院1年)の10月」(31.7%)がトップ。3年生の10月以前を選択した学生は6割を超え、就職活動をじっくり行いたいと考える学生が多い。「学生からは就職活動短期化による企業研究不足や短期集中による負担の増大、ミスマッチの発生に対する危機感などを心配する声が多く、準備に余裕を持ちたいと考えているようだ」(毎日コミュニケーションズ)
インターネットによる調査で、2012年卒業予定の大学4年生または大学院2年生926人が回答した。調査期間は5月27日から31日まで。
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