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» 2011年06月03日 13時00分 UPDATE

ほぼ全文公開! 乙武洋匡&斉藤徹が語る映画『ソーシャル・ネットワーク』 (1/5)

今冬、話題を集めた映画『ソーシャル・ネットワーク』。5月25日にBlu-ray Disc&DVDが発売されるのに合わせて、乙武洋匡さんと斉藤徹さんがUstream生放送で対談しました。その内容を詳しくお伝えします。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 5月27日に生放送したUstream番組「乙武洋匡・斉藤徹が語る『ソーシャル・ネットワーク』」(後援:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。5月25日に映画『ソーシャル・ネットワーク』のBlu-ray Disc&DVDが発売されたことを記念した対談で、Business Media 誠の吉岡綾乃編集長を司会に、Twitterで人気の作家の乙武洋匡さんと、ソーシャルメディアに関するコンサルティング事業を手掛けるループス・コミュニケーションズの斉藤徹さんに出演していただきました。

 Facebook創業の物語を描いた『ソーシャル・ネットワーク』は、ゴールデングローブ賞では作品賞を獲得し、アカデミー賞でも作品賞など8部門にノミネート、編集賞と作曲賞、脚色賞を受賞しました。生放送では、乙武さんや斉藤さんが『ソーシャル・ネットワーク』をどのように見たか、Facebookはどんなサービスなのか、マーク・ザッカーバーグのような人材はどのようにしたら育つのかといったことが話題に。この記事ではその内容を詳しくお伝えします。

乙武洋匡・斉藤徹が語る『ソーシャル・ネットワーク』

ah_sn100.jpgah_sn101.jpg 乙武洋匡さん(左、撮影:Kiyoshi Mori)と斉藤徹さん(右)

映画『ソーシャル・ネットワーク

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あらすじ:“フェイスブック”を創造した若き天才の素顔。彼はいかにして億万長者になり、5億人の友達を創ったのか? 今、最も熱い賞讃を浴びる至高の知的エンタインメント!!

2003年。ハーバード大学に通う19歳の学生マーク・ザッカーバーグは、親友のエドゥアルド・サベリンとともにある計画を立てる。それは友達を増やすため、大学内の出来事を自由に語り合えるWebサイトを作ろうというもの。閉ざされた“ハーバード”というエリート階級社会で「自分をみくびった女子学生を振り向かせたい」――そんな若者らしい動機から始まった小さな計画は、いつしか彼らを時代の寵児へと押し上げていく。若き億万長者は何を手に入れ、そして何を失うのだろうか―?

5月25日にDVD(2980円)&Blu-ray Disc(3990円)をリリース。


スピード感にワクワクした

吉岡綾乃(Business Media 誠編集長) 『ソーシャル・ネットワーク』の劇場公開は今年の正月でしたが、昨年末ごろから日本の雑誌やテレビなどでFacebookが取り上げられることが増えてきていて、盛り上がってきたタイミングぴったりだったと思います。お二人は劇場公開時にご覧になったのでしょうか。

乙武 僕は「見たい」と思う映画があっても、いつもは何となくDVDなどの発売を待ってしまうタイプなのですが、今回は「見に行かないと」と思ったんでしょうね。映画館で見ました。

斉藤 アイティメディアの試写会で見ました。ループスはソーシャルメディアが商売なので、ほぼ全社員が試写会でみましたね。

吉岡 アイティメディアではオルタナティブブログ誠ブログのブロガーさんたちに試写会のお誘いをしたところ、あっという間に予定の枚数がはけてしまって、社員が見に行けませんでした(笑)。率直な感想をうかがってもいいですか。

乙武 すごく面白かったですね。スピード感がありましたし、仲間内で始めた小さなことがあっという間に大きくなって、世界的な事業になっていく展開に見ていてワクワクしました。

斉藤 僕はそもそもFacebookのことをよく知っていたのですが、それでも非常に面白かったです。規模は全然違いますが自分自身、29歳で独立しているんですね。フレックス・ファームという会社を作ったのですが、その時に大学で仲の良かった福田浩至(ループス副社長)と一緒に会社を作ったんです。

 だから、(マークが大学の友人だったエドゥアルドと起業したことは)とてもよく分かるし、ショーン・パーカーほど鮮やかではないですが、外からいろんな人が入ってきたりすることもよく分かりました。だいたい失敗する人の方が多いのですが、スケールの差こそあれ、ああいったことは小さな会社でもあるんですね。そういった意味でもリアルに感じられて楽しめました。生々しかったですね。人ごとではない感じでしたね(笑)。

吉岡 先日聞いたのですが、『ソーシャル・ネットワーク』を見に行ったのは男性が多く、女性だけで見に行った人は少なかったそうなんです。ただ、カップルで見に行った結果、「面白かったわ」という女性が結構いたようです。身の回りの女性でご覧になったという人はいますか?

乙武 見に行った女性の友達が1人いて、「主役の子がかわいかった。何か母性本能をくすぐられた」と言っていました。「そういう見方もあるんだなあ」と思いました。

斉藤 ループスの女性社員にも聞いてみたのですが、そんなに男性と変わらない感想でしたね。最初の方でちょっと女性を揶揄(やゆ)するような場面もありましたが、そういうところも楽しめたと言っていました。

吉岡 私は1人で見に行きました。私はもともとPC雑誌の編集者で、コンピュータ業界歴が割と長いので、ポイントポイントでニヤニヤしてしまって、「ああ、この面白さを誰かに伝えたい。一緒に誰かと見れば良かった」と悔しがりながら帰りましたね。あと、「Facebookを知らないと面白さが分からないのではないか」という人もいるのですが、そんなこともないなと思います。

乙武 僕はFacebookをやっていないし、よく仕組みも分かっていませんが、そんな人間でも十分楽しめましたね。

吉岡 やってみたくなりました?

乙武 僕は凝り性なんですよ。今、僕はTwitterで結構つぶやいているのですが、昔はミクシィもやっていたんです。その時も、僕はPCを開いて原稿を書いている時間が長いので、ミクシィも常に「最終ログイン5分以内」という状態で、友達からは「お前はミクシィに住んでいるのか」とよく突っ込みを受けていました。だから、「Facebookを始めてしまったら、多分ものすごくハマってしまうんだろうな」という、ワクワク感とちょっとした恐怖感みたいなものがあります。

斉藤 思いっきりハマると思いますよ。世界的に見ても、TwitterやFacebookの平均滞在時間は圧倒的に長いんですね。今、Twitterを1日2時間しているとすると、Facebookなら1日10時間とかになりますよ。真面目にそれくらい差があるくらい、張り付いてしまうほどはまってしまいます。

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