アストンマーティンのコンセプトモデル「V12ザガート」(2/10 ページ)

» 2011年06月02日 11時34分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
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 シャシーはアストンマーティンのトップレンジに位置するV12ヴァンテージをベースとしており、パワーユニットは排気量6.0リットルのV型12気筒エンジン。最高出力は380キロワット(517馬力)、最大トルク570ニュートンメートルを発揮。トランスミッションは2ペダルの6速セミATを組み合せる。

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 一見、ロードカー然とした雰囲気だが、今回発表されたV12ザガートはモータースポーツを前提とした競技車スペックを与えられている。車内にはロールケージや120リットルの容量を持つ安全燃料タンクが装備され、スライドを持つはめ込み式のサイドウィンドウ、カーボン製の大型ディフューザーなどを装備する。

 これらはもちろん、モータースポーツへの参戦を考慮してのもの。5月末には早くも独ニュルブルクリンクサーキットで開催される4時間耐久レースでレースデビューを予定しており、続く6月には、同サーキットにおける24時間耐久レースにも2台のV12ザガートレーシングカーを走らせるという。この取り組みは、同じくレースの世界で成功を収めたDB4GTザガートを讃えてのものでもある。

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 アストンマーティンのCEOであるDr.ウルリッヒ・ベッツ氏は、これらサーキットでの実戦テストやカスタマーからの反応を基に、限定モデルとしての市販型V12ザガートをできる限り早く用意したいとのコメントを発表。また「このV12ザガートが、50年後のヴィラデステ・コンクールにおいてクラシック部門の勝者となることを確信しています」とも加えている。

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