ドイツが生んだ傑作、ポルシェの魅力に迫る松田雅央の時事日想(4/4 ページ)

» 2011年05月31日 08時00分 公開
[松田雅央,Business Media 誠]
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クルマ作りにかける情熱

 前回のウニモグもそうだが(関連記事)、60〜70年の時を経ても基本構造やデザインに一貫性が保たれているのは大きな驚きだ。開発当初のコンセプトが時代を先取りしていた、あるいは時代を超える普遍性を備えていたということだろう。ドイツ人のクルマ作りにかける情熱はすさまじい。

 ポルシェの開発コンセプトを筆者なりに書けば「伝統的な曲線美を生かし、近代的ながらも流行に終わらないスポーツカー」。同時に実現するのはとても不可能に思えるが、実車を前にすると「ああ、なるほど」と納得できてしまう。それがポルシェだ。

ポルシ カレラ GT(左)と10気筒エンジン(右)。製造開始2003年。エンジンは612馬力、最高時速330キロ

ポルシェ911 GT3 R ハイブリッド。100年の時を超えて再登場したポルシェのハイブリッド車

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