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日経平均 | 9562.05円 | △139.17円 |
売買高 | 16億1643万株 | − |
売買代金 | 1兆1707億7500万円 | − |
値上がり銘柄 | 1200銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 322銘柄 | − |
騰落レシオ | 83.57% | △6.42% |
世界的な景気鈍化懸念が一服、持高調整の売りが一段落となって大幅高
米国株が堅調となったことや為替が落ち着いていることや世界的な景気鈍化懸念が一服となったことから買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡となっても堅調な地合いが続きました。昨日まで持高調整の売りに押されていたハイテク銘柄の一角などが買い戻しや値ごろ感からの買いで大きく上昇、好材料にも敏感に反応するものも多く、指数を押し上げる動きとなりました。
後場に入ってからも堅調な展開が続きました。さすがに9500円台から積極的に買い上がる動きはなく、目先筋の利益確定売りに上値を押さえられる展開となったものの、売り急ぐ動きはなく値持ちの良い展開となりました。まだまだ先行き懸念は根強く、腰の据わった買いもみられませんが、売られ過ぎの修正から総じて堅調となりました。日経平均は9500円水準まで戻しての引けとなり、底入れ感、調整完了感も出たのかもしれません。
小型銘柄も堅調なものがみられましたが、主力銘柄が売られ過ぎの修正や持ち高調整の売り一巡感、買い戻しから堅調となったことに比べ、買い戻しなどが入らない分、冴えないものもみられました。それでも最後は東証マザーズ指数が大幅高、日経ジャスダック平均やジャスダックTOP20も堅調となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、方向感は見られませんでした。先行きの見通しが不透明であり、売られ過ぎれば買われ、買われ過ぎれば売られるのですが、売り買いの偏りもなく、方向感に乏しい展開となりました。
9500円水準での底堅さを確認するように特に買い急ぐ材料がないなかで大幅高となり、9500円台回復となりました。積極的に買い上がる動きには乏しいのですが、持高調整一巡感から売られ過ぎの見直しとなったものと思います。9500円〜600円水準が下値、9800円〜900円水準が上値と言うもみ合いがまだ続いているとみても良いのではないかと思われ、引き続き大震災からの復興の方向性がしっかりとみえて来るか、あるいは原子力発電所事故の解決、電力不足の解決がみられるまでは上値も限られるものと思います。
雲のねじれで底入れとなった感じです。ただ、まだ雲を抜けきれず、遅行線も日々線に押さえられており、底入れ感は出ているものの底入れ確認とはいかないものと思います。ストキャスティックスは底値圏からの反発となっているのですがRSIはまだ少し下値余地もあり、ここでしっかりと雲を抜けて来るのかどうかが大いに注目されます。雲を抜ければまだもみ合いの上値を目指すことになり、抜けなければ底値固めとなって来るのでしょう。
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