政府の原発情報、73.9%が「信用できない」

» 2011年05月25日 15時01分 公開
[Business Media 誠]

 東京電力の福島第1原発はいまだ危険な状況が続いているが、原発関連情報に関する政府からの発表について、どのように受け止めている人が多いのだろうか。

 原発事故に関する政府からの情報発表タイミングについて、20〜40代の人(被災地域を除く)に聞いたところ「遅い」と答えた人が82.0%に対し、「ちょうどいい」が16.3%、「早い」としたのはわずか1.8%であることが、アイシェアの調査で分かった。男女・年代別にみても、「遅い」が8割を超える結果に。

(出典:アイシェア)

 また政府発表の原発関連情報について「すべて信用できる」と答えたのは1.0%のみ。「信用できるものが多い」(25.1%)を加えても“信用できる”としたのは26.1%にとどまった。一方「すべて信用できない」は12.4、「信用できないものが多い」(61.5%)を合わせると、73.9%が“信用できない”とした。

(出典:アイシェア)

 福島第1原発の事故情報について「政府からの発表は遅い」と受け止めている人ほど、「情報が信用できない」と感じている人が多い結果に。「国民を不安から守るためには、今まで以上に迅速で正確な情報発表が必要なのかもしれない」(アイシェア)としている。

(出典:アイシェア)

 インターネットによる調査で、20〜40代の男女1193人が回答した。調査日は4月15日。

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