調査リポート
» 2011年05月19日 12時04分 UPDATE

よく聞く言葉だけど……“TPP”の内容を知っているのは4人に1人

日本が参加するかどうかが議論になっているTPP(環太平洋経済連携協定)。しかし、TPPの内容を知っているという人は27.6%と、4人に1人に過ぎなかった。パルシステム生活協同組合連合会調べ。

[Business Media 誠]

 日本が参加するかどうかが議論になっているTPP(環太平洋経済連携協定)。加盟国間での関税撤廃などを目指すものだが、どのようにとらえている人が多いのだろうか。

 パルシステム生活協同組合連合会の調査によると、20〜59歳の男女のうちTPPの内容を知っているという人は27.6%と4人に1人に過ぎなかった。聞いたことがあるという人は44.7%で、内容はよく知らないが聞いたことはある人が多数派だ。

 「内容を知っている」と答えた割合を職種別に見ると、「経営者・役員」は52.8%と半数を超えており、「公務員」(40.4%)や「自営業・自由業」(38.0%)も高かった。一方、「派遣社員」(18.5%)や「パート・アルバイト」(14.4%)、「専業主婦・主夫」(13.4%)は10%台にとどまった。

ah_tpp1.jpg TPPについて知っていますか? (出典:パルシステム生活協同組合連合会)

日本のTPP参加に「賛成」が多数派

 内容を説明した上で日本のTPP参加への賛否を問うと、「賛成」が35.1%と「反対」の21.9%を上回った。しかし、「どちらでもない」(22.9%)や「分からない」(20.1%)の割合も高く、態度を決めかねている人も少なくないようだ。

 TPP参加で期待することを尋ねたところ、最も多かったのは「関税撤廃で消費者が安価な食料品を購入できる」で51.6%。以下、「関税撤廃で輸出関連企業の収益が拡大する」が46.9%、「自由貿易が推進され、日本の景気回復にプラスに作用する」が46.1%、「関税撤廃で消費者が外食費を安く抑えられる」が45.9%で続いた。

ah_tpp2.jpg TPP参加で期待すること(出典:パルシステム生活協同組合連合会)

 TPP参加で不安なことについても聞くと、最も多かったのは「国産の割合が低下し、食品の安全性を守ることが困難になる」で66.4%。以下、「関税撤廃で日本の食料自給率の低下が深刻になる」が65.8%、「関税撤廃で農業や周辺産業が深刻な打撃を受ける」が59.8%、「関税撤廃で畜産業や周辺産業が深刻な打撃を受ける」が58.1%で続いた。

 インターネットによる調査で、対象は20〜59歳の男女5000人。調査期間は3月24日から28日。

ah_tpp3.jpg TPP参加で不安なこと(出典:パルシステム生活協同組合連合会)

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